ああ〜、厄除けと書くと年齢が分かってしまうのがなんとも言えませんが、でもまあ私自身の備忘録でもあるので書きませう。




今回、生まれて初めての厄除け参戦です。

私は特に厚く信仰している宗派等もなく、なんとも宙ぶらりんな人間なのですが、あえて言うならば日本の多神教の考えがとても好きで、いろんな神様や仏様がそこらじゅうに溢れているって信じています。

なので、時と場合により、いろんな神様や仏様にお願いする人間です。

そんな私が、今回は関東厄除け三大師の1つ、西新井大師へ厄除けに行って参りました。

西新井大師(總持寺)は真言宗豊山派の寺院だそうで、ご本尊は十一面観世音菩薩、弘法大師です。

厄除けなどのご祈祷は基本5000円からで、本堂にてご祈祷に参加したのち、護摩札を頂戴することができます。

私が参加したのは大安の平日、朝一番の時間でしたが、それでも100人弱ほどの方々が様々な理由でいらっしゃっていたようでした。

祈祷の30分と少し前に着きましたが、申し込みは9時からだったようで、少し列になっていました。

平日だからとゆったりしていましたが、平日でもこの賑わいだと、土日は結構混むのではないかと思います。

ちなみに、厄除けの場合はその年の2/3の節分までに終わらせるのが良いらしく、そのシーズンを過ぎれば人は少なくなるかもしれませんね。


さて、受付を済ませたらすぐに本堂へ行ってくださいと指示を受けたので、本堂の中へ。

最初の方に受付を済ませられたので、椅子に座れました。

ありがたや泣くうさぎ

少し待つとお坊さんが現れて、今回の祈祷の手順について丁寧に説明してくださいました。

大体祈祷の10分前くらいから始まったので、やっぱりこの時間には本堂に座っていられると良いかと思います。

ホームページには受付は10分前までにお済ませください、と書いてありましたが、10分前までに本堂に座っているようにするには、もう少し早めの方が良いと思います。

一応、枠が空いていればギリギリまでは入れてくれるみたいでしたニコニコ

あと説明の最後には、20分ほどのご祈祷時間と長いので、足を崩しても大丈夫だとアナウンスがありました。

20分正座するのはキツイので、ありがたいですよね。


説明が終わって少しすると、今回祈祷をしてくださるお坊さんたちがゾロゾロとやってきて、ご祈祷の開始です。

こういうことが初めてなので本当にドキドキでしたが、20分があっという間に感じました。

本当は祈祷中、自分の厄祓いについて真剣にお願いしなければならないと思うのですが、初めての私はずーっとお坊さんの所作を観察していました爆笑

一番偉いお坊様が中盤に火を燃やし始めるのですが、お護摩を生で見るのが初めてなのですごく興味深く拝見させていただきました。

前に明治神宮に厄除けに行った友人は一人ひとり名前を呼んでもらったと言っていましたが、西新井大師ではそう言ったことはなく、代わりに一人ひとりに配布するお札を火にくぐらせてくれました。

最終的に、結構高くまで火が上がり、火が大きくなるにつれてお経を読む声もそれに付随して演奏?される和太鼓の音も大きくなっていきました。

こんなことを言っていいのかは分かりませんが、昔は、こうした一種の盛り上がりの効果によって、聴衆の心が一体となり、信仰心が芽生えていったのではないかと思いました。

そういう意味では、今回の厄除け、私の中では大きなエンターテイメントととして捉えることができました。

失礼な、と思われる方もいるかもしれませんが、私にとって結構興味深いものがあり、他の宗派や神道ではどう祈祷するのか、音楽とのかかわりなんかについてまとめてみたいという欲が湧いて、とてもいい刺激になりました。

(もともと探究が大好きなタイプなのです…)


あと、1つ後悔していることがあります…ネガティブ

最後にご本尊のご開帳があったのですが、一瞬で終わってしまい、閉まりかけた時にはじめて気づいたので、しっかりとお姿を拝見できませんでした…。

それと、このときにお唱えする言葉を最初の説明で教えてもらったのに、それも言えませんでした。

見逃さないように、聞き逃さないようにしていたのに、1番大事なところでお坊さんの所作に集中しすぎていた………!

無念です魂が抜ける

次回どこかでご祈祷してもらうときには、こういう大事な場面を逃さないように気をつけます……!

ですが、全体としてはとても貴重な時間を過ごすことができました!



これで、1年何事もなく平穏に過ごせるとも思っていないですし、どちらかというと興味本位での参加とはなりましたが、とても良い体験になりました。



今年一年、素敵な年になりますように。