選択について考えるときに

中学生の時に見たテレビ番組で

「知ってるつもり」だったと思うのですが

ヒトラーとチャップリンの人生を対比していたことを

思い出します。


二人とも子供のときは貧しかった。

そこは同じだけど

ヒトラーはユダヤ人虐殺を

チャップリンは人々を笑わせることを選んだ。


まったく同じ境遇というのは

ありえないし

本人のたましいも意図も違うから

比べることに意味がないかもしれないけど

そんな考え知らなかった中学生の私には

衝撃的で印象深く

今でも思い出すことがあります。


その番組を見た直後

当時、所属していたサークルの

とても感じがいいけど、それほど親しくない子から

連絡網の電話がまわってきて

彼女の声が涙ぐんでいたので

同じく泣いたあとだった私が

「今、知ってるつもりを見てたんだ…」と言ったら

「私も!!」と返ってきたこと。

その時は言語化できなかったけど

シンクロと思って嬉しかったんだなと思います。