急がなくて大丈夫。
自分で立ち上がった。![]()
そして、はじめて一歩が出た。![]()
赤ちゃんにとって、大きな成長の一歩です。
周りの大人にとっても、思わず「歩いた!」と声をあげたくなる、感動の瞬間ですね。
でも、歩きはじめを急がせなくても大丈夫です。
歩きはじめる時期には個人差がありますが、最初の一歩が出る時期は、遺伝的な要因が大きいことも研究で報告されています。
だからこそ、慌てず、急がず。
歩くことだけを目標にするのではなく、それまでの時期に、赤ちゃんが体を動かすさまざまな経験をたっぷり積めるようにしてあげましょう。
「立つ」だけではない、手の発達も。
つかまり立ちをするようになったら、赤ちゃんが何かにつかまっている手にも注目してみてください。
はじめのころは、指を物に引っ掛けるようにしてつかむ「サル手」のような握り方が見られます。
それが少しずつ、親指をほかの指とは反対側に回して、しっかり物をつかむ「順手」のような握り方へと変わっていきます。
立つことに目が向きがちですが、手には、親指をほかの指とは別に動かして使う力も育っているのです。![]()
赤ちゃんの成長は、ひとつの動きだけで進んでいるわけではありません。
「立つ」という姿の中にも、手や指の発達が隠れています。
最初の一歩。
いよいよ歩きはじめると、最初はバランスをとるために両手を高く挙げて歩きます。
この姿勢は「ハイガード」と呼ばれています。
少し歩いては、ころん。
前に進みはじめても、自分ではうまく止まれないこともあります。
でも、ころんだ経験も大切です。
立って歩く練習と同じように、転んで、体を支え、また立ち上がる経験も、バランスを身につけていくための大切な経験になります。
少しずつバランスがとれるようになると、挙がっていた手はだんだん下がり、手を自由に使えるようになっていきます。
「歩く」につながる遊びを楽しもう。
手押し車や段ボール箱などを押しながら前に進むことも、体の重心を前へ移動させる経験になります。
ただし、「歩く練習をさせなければ」と考えなくても大丈夫。
赤ちゃんが「動いてみたい」と思ったときに、安全に体を動かせる環境をつくってあげることが大切です。
そして、歩きはじめたからといって、ハイハイやあおむけで遊ぶ時間を終わりにする必要もありません。
ハイハイをしたり、寝転がって遊んだり、立ったり、歩いたり。
その時期の赤ちゃんが、自分の体を使っていろいろな動きを楽しめることが、何よりの経験になります。
「早く歩いてほしい」はママとパパの大切な願いです。
それと同じように
「今、この子はどんな動きを楽しんでいるのかな」
そんなふうに赤ちゃんの姿を見てみると、
歩きはじめまでの一日一日も、ますます愛おしく感じられるかもしれません。![]()