前回の記事
の続きです




このままではマズイ!
と焦り始めた私は、

途中で帰ってもいいから
教室に入らず別の部屋でもいいんだよ
少しだけでも顔出しとこうよ

なんて言って
乗り気ではない次男を
時々学校に連れて行っていました。




休みが続いたある日、
当然次男は行きたくないんだけど

そろそろ行っとかないと
学校とほんとに離れちゃうかも!
と不安になった私は
なんとか連れて行こうとしました


赤ちゃんにするみたいに
無理やり靴下を履かせて
玄関まで連れてって靴をはかせて
手を引っ張って家を出ました



あぁ、思い返しただけで泣きそうあせる




嫌だ、行きたくない
と足を止める次男


引っ張って学校に向かう私


すぐ着く距離の学校に
ものすごい時間をかけて向かってました。






もうすぐ着く…その時

「お母さん!僕は学校に行きたくないって言ってるやん!お母さんなのに、なんで分かってくれへんの!!」

辛そうに、叫ぶように、言われました。




ショックだった…
氷水をかけたみたいに、
一気に目が覚めました



私、何をしてるんやろう



青ざめて、緊張でこわばって…
私は子どもにこんな顔させたいの?
これがこの子にとって幸せなの?




「お家、帰ろっか」



もうすぐ校門が見える、その場所から
回れ右して
次男と手をつないで帰りました。



「お母さん、自分が不安だからって、無理やり学校に連れて行こうとしてた。もう絶対しない。
ごめんね。」




私は子どもに何をしてあげたらいいのか?
それはとりあえず学校に行かせる事ではなく、
まずは安心していられる場所を作ること。
子どもを無理やり動かそうとしないこと。



そのことを固く決心しました。



1年以上前の、忘れられない出来事です