6月7日公開の映画『あんのこと』

ひと足先に観ることができたけれど

想像以上に重く辛かった

主演の河合優実さんはじめ出演者の覚悟、監督の覚悟は相当なものだっただろう

これが実際にあったことというのがまた辛い


どうして、なんで

何かなかったんだろうか


あのコロナ禍

見えるところだけではなくて

こんなところにも大きな影響があったのだ


少し薄れつつあるけれど忘れてはいけない日々


そして公開を前に

入江悠監督のnote

こちらに記された俳優稲垣吾郎への言葉が嬉しすぎて泣けてくる


こんなふうに思いきり吾郎さんのことを表現してくださる方はあまりなかった

上手く表現できない部分をとても的確に捉えて

“ああ、そう。そういうところをわかって欲しかった”

そんな気持ちでいっぱいになった


デビュー当時から観て

『十三人の刺客』の殿への賞賛

そして今回の映画でも

俳優としての信頼

今まで培ってきたものを感じて

その在り方を真っ直ぐ認めてくださる


そんな言葉が欲しかった

派手ではないけれどしっかりした積み重ねでの演技

深くその人物に思いを馳せ

監督に委ねる

素晴らしい作品を共に創り上げるために


以前に小野正嗣さんが評してくださったように

導き繋いでゆく存在としての力

その才能を柔らかに表して唯一無二の俳優の道をこの先も全う出来ますように


また素晴らしい作品と出会えますように