燕は戻ってこない

ついに初回放送
桐野夏生さん原作
本を読んで知らないことがたくさんあった
“生殖医療”という言葉は知っていても
そこにこういう現実があることをわかっていない

卵子提供、代理母

テルとリキの会話
精一杯生きてるのにどうしようもない
という言葉が辛い
生活に追い詰められているリキの選択は

そして草桶基と悠子、満ち足りたキラキラした生活
でも子どもが手に入らない
諦めて2人で幸せな生活に向かおうとする悠子と「悠子がいればいい」と言いながらやはり自分の子どもに執着する基と母親

まるで違う世界の人たちが交錯する
2話以降が待ち遠しい


役者陣も良い
石橋静河さん、吾郎さんとは【ばるぼら】で共演済み
印象に残る演技だったけれど今回もごく普通に派遣で働き1人で暮らしている女性の様子がリアル

内田有紀さん演じる悠子は基の2番目の奥さんで草桶親子に少し引け目がある感じ
辛い流産を乗り越えてなんとか基と2人で幸せになろうとするが、、

そして吾郎さん演じる草桶基
元トップバレエダンサーということで姿形も見目麗しく、少女が夢みる王子様のよう
裕福な家庭で育ってきたのがわかる言動
現役を引退する時にはとても苦しかったようだが基本負の感情は無さそう
そしてそういうことに思いが寄らない分
人の心に鈍感な部分
悪気がなく他人を傷つけるタイプ

それぞれのエゴがどんどん明らかになっていく先は



 

 




吾郎さん、身体は硬いけれど姿勢が素晴らしいからバレエの静止ポーズが極上に美しい

2話以降もいろいろ見れたら嬉しい


NHKドラマということで知らずに観て良かったという感想も多々

話題になって多くの方に届きますよう