23.Sep.2022

 

建国92年記念日。

 

Hatem Al Taiというところへまず向かう。

 

途中で、なんだかいい感じの砂と、山のコントラストが

素敵な場所が出てきて、休憩がてら停車。

 

ちょっと散歩しつつ、写真などを撮る。

 

ラクダの足跡だよね、って足跡や、

バギーを走らせた轍が見える。

 

30分くらいなんだかんだで休憩したのかな、

さて、出発、というときに、3台で来たうちの1台が、

「バッテリーが上がってしまいました」と。真顔

 

まあ、よくあるよ。うん。

 

さて、不運なことに、みんなバッテリーをつなげる線を、

持っていなかった。ゲッソリゲッソリゲッソリ

 

旅で、荷物をたくさん乗せるからと、

おろしちゃったパターンもあって。

 

道路どちらに向かっても、GSは同じ距離くらいにある様子。

 

でも、、、

 

私は、来た車を「助けて〜」と止めた方が早いと思い、

ものすごいスピードでやってくる車を止めようとチャレンジ。

 

あんまり来ないんだけど、たまに通る。

 

3台目くらいだったかな、

サウジ人のおじさんが止まってくれた。

 

みんなで手を振って止めて、

訳を身振り手振りと一緒に伝えると、

持ってないという。ニヤニヤニヤニヤニヤニヤ

 

ああ、じゃあ、仕方ない、ありがとうございます、と

伝えると、僕らが戻って取ってきてあげるよ、と言って、

来た道を戻っていった、あっという間に。

 

サウジ人て、優しいの、本当に。

 

で? 2時間くらい戻ってこないパターンも、

サウジだったらあんじゃね?と思いつつ、

そうでないことを祈った。

 

待っていても、結局、線はこの先必要だからと、

夫と友人は一緒に車に乗って、

自分達でもGSへ向かった。

 

水をたくさん降ろしてもらい、

何かあった場合、子供を見なくてはいけないので、

両親揃っては、出かけない。

 

私は、道路っぱたに残って、

水を守り、木陰で待つ。

 

子供たちも、石や、砂で遊んで、楽しく待っていた。

 

 

サウジ人たちが戻ってきてくれて、

ぶるる〜んと、バッテリーをつなげてエンジン再始動。

 

感動で、車の持ち主の家族は感激していた。

 

そこで終わらないのが、サウジ人。

 

こんな優しい行いをしてくれてもなお、

なかなかそこを去らない。

 

何してんのかな、トランク開けてゴソゴソ、と思っていたら、

デーツを箱に分け分けしてくれていて、

わたしたちに、くれた。ラブラブラブラブラブラブラブラブ

 

ほんとに、なんて優しいのか。

 

時間と、労力と、気遣いと、分けてくださって、

ありがとうございました。

 

建国記念日おめでとう、と言って、さよならした。

 

 

車車車車車車

 

そして、Hatem Al Taiへ。

 

 

 

看板がちゃんとあるから、

遺跡認定されているんだけど、

誰もいないし、晒しっぱなしだし、

いつかなくなっちゃう?

悪い人に壊されない?

色々思いながら、風の音だけする静かな場所を散策。

 

高名な、詩人のお家だったみたい。

 

詩も、調べてみたいな。

 

ロバも、チラホラ野生でいるような場所だった。

 

そこから、一度、ホテルへ戻る。

 

車の中で、お菓子などを色々食べちゃうから、

お昼を抜きにして休んでいた。

 

なんとなく、レストランを覗きに部屋を出ると、

ロビーにサウジの太鼓隊がきていて、

大演奏!

 

 

 

 

 

ナショナルデーは、ほんと、すんごいお祭り騒ぎをする。

 

タダで、ケーキも振る舞われ、

飲み物もあって、夫と娘を呼んで、

ロビーで食べた。

 

めっちゃ美味しいチョコレートケーキだった。

 

ラッキ〜!

 

 

午後、3時半過ぎにもう1つの目的地へ出発。

 

Jubbahへ。

 

 

 

ここは、壁画がたくさん残っているエリア。

 

 

 

壁画だらけの、広大なエリアを散策。

 

 

夕暮れ時だったから、すごく綺麗な空だった。

 

リヤドより、田舎だったからかなあ、

空の青さが違って鮮やかな青だった。

 

帰りは、日が暮れてからで、真っ暗。

 

車の窓越しでも、あれって天の川かね、ってぼんやりした

星の流れを友達と話しながら見上げていた。

 

20年近く前に来た時は、

壁画のエリアは、何も守らていなかったけれど、

今回はちゃんと管理棟があった。

 

金網の柵も張り巡らされていたから、

勝手には入れないエリアみたい。

 

名前とか、IDとか書かされるし。

 

 

また長いドライブを戻ってくれて、

みんなで街の中心部で夕飯。

 

今日は、絶対に花火が上がるはずだけど、

そのエリアは大変な混みようだろうから、

下手に近づけない。

 

とりあえず、お腹が空いては、

子供たちも、大人も、機嫌が悪くなっちゃうし、

ご飯を優先。

 

 

そしたら!!!

 

屋上で食べていたら、花火の上がる方向が

ちょうどガラス張りで、音が!

 

みんなで見に行くと、なんとなんと。

ちょうどよく、打ち上げ花火がきれいに見えた!

 

なんてラッキー。ちゅーちゅー

 

お食事は、あ〜〜〜〜んまり美味しくなくて、

ちょっと残念だったけど。

 

食事が終わって、またすんごい混雑の中、

もはや面白がるしかないので、

サウジ人の熱狂っぷりを堪能しつつ。

 

彼らは、わざわざ混んでいるところに車で出てきて、

国旗を振りながら、箱乗になる。

 

子供ですら、箱乗させる。

 

ルーフから顔を出すならまだしも、

ルーフの上に乗って車を走らせる。

 

 

 

となりから、窓越しに、ロリポップいる?と言ってくる。

 

とにかく、お祭り騒ぎ。

 

リヤドも凄いことになっていると思う。

 

軍のジェット機が、航空ショーをしているはず。

 

地方都市の、ナショナルデーを知ることができて、

いい経験だった。