こんばんは。

北陸は、吹雪です。それも吹き上げる吹雪。
車で一時間くらいの所に、出かける仕事があったけど、電車にしました。

雪には強い北陸なので、電車は大丈夫。遅れても止まりません。
雪でも車、運転するけど、
吹き上げる吹雪の時は、怖いです。

ホワイトアウト…真っ白で、どこにいるかわからなくなります。
1年に何度か、本当に怖い思いをします。


ガラス越しだと見えなくて、車の窓を開けて、顔を出しながら、雪を浴びて運転したことも…。

出来れば運転したくないけど、学校へも迎えに行かないとだし、買い出しも、仕事あるしね・・・。頑張る。




・・・・・・

こんな吹雪の日。

昔、よく歌った歌を思い出しました。

…………


雪の日に    


雪がはげしくふりつづける
雪の白さをこらえながら


欺きやすい雪の白さ
誰もが信じる雪の白さ
信じられている雪はせつない




どこに純白な心などあろう
どこに汚れぬ雪などあろう


雪がはげしくふりつづける
うわべの白さで輝きながら
うわべの白さをこらえながら


雪は汚れぬものとして
いつまでも白いものとして
空の高みに生まれたのだ
その悲しみをどうふらそう



雪はひとたびふりはじめると
あとからあとからふりつづく
雪の汚れをかくすため



純白を花びらのようにかさねていって
あとからあとからかさねていって
雪の汚れをかくすのだ



雪がはげしくふりつづける
雪はおのれをどうしたら
欺かないで生きられるだろう
それがもはや
みずからの手に負えなくなってしまったかのように
雪ははげしくふりつづける



雪の上に雪が
その上から雪が
たとえようのない重さで
音もなくかさなっていく
かさねられていく
かさなってゆくかさねられていく



合唱組曲「心の四季」より 吉野弘  詩

女性合唱 「 雪の日に」→こちら


信じられている雪はせつない……

詩のこの言葉が、本当にせつなく、胸に響きます。

この合唱組曲の最初の曲 「風が」 の雪を歌った部分も好きです。


雪がすべてを真白に包む

冬がそれだけ汚れやすくなる

汚れを包もうと また雪が降る・・・


雪の下は泥だらけでも、どれだけ汚れていようとも、雪に包まれたら真っ白になれる。
たまに、私も雪に包まれて真っ白になりたいときあるかも・・・・

それでも、

やっぱり現実の雪はつらい~。

………

もう一つ、好きなものを…。

雪の日に読みたくなる大好きな本があります。



ポール ギャリコ

雪のひとひら
 
はるかな空から舞いおりたひとひらの雪の誕生から死にいたるまでの旅と生き様とを、描いたもので、それがある平凡な女性の一生となっている物語です。

 物語は、空の高みで生まれた「雪のひとひら」を一人の女性として書かれています。
 春がきて水の一滴となって川を下り、「雨のしずく」という伴侶と出会い、子どもたちを育み、さまざまな苦難を互いに励ましあってのりこえたりしながら、海へ向かってすすんでいきます。

 「雨のしずく」に先立たれ、子どもたちも旅立ったのち、生きた意味を問わずにいられない「雪のひとひら」・・・・。

学生の頃に出会った本で、今も大切に読んでいます。


今日の雪は、ひとひら、ひとひら、ではなくて、針のように突き刺さるものでしたが・・・。

明日は、さらに荒天らしいです。

雪の地域のみんな、気をつけて頑張ろうね。


暖冬だと、油断していたので、本当にこたえました。
考えれば、これが、普通の冬よ。

降る雪をみながら、結弦さんは元気かな?なんて、考えたり。
今、どこかにいる、結弦さんが、幸せで、健康でありますように。

いつも、ありがとうございますWハートWハートWハートらら



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