自粛生活が続き
《おうちで美術館》を
楽しんでいましたが
 
そろそろ本物のアートに触れた〜い音譜
美術館巡りを始めた〜いですね!
 
 
鮮やかな秋の花が印象的な
          《花籠図》 
 
こちらは昨年の鑑賞です。
 
 
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十二枚の屏風絵の一つで
分散して残っているものは少ないそうです。
 
 
 
作者は陶芸家【尾形乾山(おがたけんざん)
 
乾パンのカンなのにケンって読むのねてへぺろ
 
 
琳派の巨匠尾形光琳の弟です。
 
兄弟でマルチな才能。す・・凄いびっくり
 
 
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尾形乾山(1663〜1743)晩年の作品
(重要文化財)
 
***
 
京焼の大家野々村仁清に作陶を学び
乾山窯を開きました。
 
兄、尾形光琳の協力を得て
陶芸に絵画の世界を融合させた
陶画食器類を制作して好評を博しました。
 
70歳になろうとする頃
養子に窯を譲り江戸で本格的に
絵画を描き始めます。
 
《尾形乾山絵画の代表作です❗️》
 
解説書より
     
 
 
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上部には三条西実隆の和歌
 
 
「花といえば 千種ながらに 
 あだならぬ 色香にうつる野辺の露かな」
 
 
 
意味:   秋の野に咲く花といえば、多種多様で
   そのどれもが散りやすくはかないけれど
           まことの心を持つ花は
   その涙の露に色香を映している。
 
 
   女性に例えた歌でしょうか?
 
 
 
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下方は...
 
白い露をたたえた色鮮やかな切り花が
 
三様の佇まいをした
強い墨線でくくられた目の粗い花籠
 
投げ入れられています。
 
 
 
どの花、どの籠にも露が胡粉で描かれており
みずみずしさが感じられました〜ラブラブ
 
花の香りが漂ってくるようです。照れ
 
 
 
 
 
一方で辺りはうっすらと暗い霞が立ち込め
淋しげな雰囲気。。。
 
 
 
少し風が吹いている
のでしょう🍃か?
 
 
 
草花はしなりススキ🌾は傾いて
穂を地面に横たえています。
 
 
あらっ!上部の賛文も少し傾いて見える〜音譜
 
 
一枚の絵でどんどん物語が膨らみます。
 
 
 
桔梗、女郎花、野菊、ススキ🌾
 
それぞれを女性に見たてて
巧みに配しているよう.....
 
歌の内容と一体となって
情趣を漂わせているという解釈も
うなずけますね。
 
 
落款と「雲海」の印章
桔梗の籠とススキ🌾の籠を構図上繋いで
バランスをとっているのがわかります。
 
 
秋の華やかながらも侘びの美に
触れる事ができました。
 
 
 
 
 
 
*・゜゚・*:.。..。.:*・'(*゚▽゚*)'・*:.。. ✨.。.:*・゜゚・*
  *・゜゚・*:.。..✨。.:*・''・*:.。. .。.:*・゜゚・*
 
 
 
 
今日のおやつは
友人から届いた葡萄🍇をいただきました。
 
 
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あっという間に一房をペロリ口笛 大粒あせる...
 
頬っぺたが落ちそう〜ウシシ
 
 
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生産者からご丁寧に注意書が.....
今年の梅雨明けは遅く8月だったものね☂️
 
でもご心配にはおよびませんよ(#^.^#)ホホ
大〜変美味しくいただきました。