自粛生活が続き
《おうちで美術館》を
楽しんでいましたが
そろそろ本物のアートに触れた〜い![音譜](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/038.gif)
![音譜](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/038.gif)
美術館巡りを始めた〜いですね!
鮮やかな秋の花が印象的な
《花籠図》
こちらは昨年の鑑賞です。
十二枚の屏風絵の一つで
分散して残っているものは少ないそうです。
作者は陶芸家【尾形乾山(おがたけんざん)】
乾パンのカンなのにケンって読むのね![てへぺろ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/019.png)
![てへぺろ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/019.png)
琳派の巨匠尾形光琳の弟です。
兄弟でマルチな才能。す・・凄い![びっくり](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/014.png)
![びっくり](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/014.png)
尾形乾山(1663〜1743)晩年の作品
(重要文化財)
***
京焼の大家野々村仁清に作陶を学び
乾山窯を開きました。
兄、尾形光琳の協力を得て
陶芸に絵画の世界を融合させた
陶画や食器類を制作して好評を博しました。
70歳になろうとする頃
養子に窯を譲り江戸で本格的に
絵画を描き始めます。
《尾形乾山絵画の代表作です❗️》
解説書より
上部には三条西実隆の和歌
「花といえば 千種ながらに
あだならぬ 色香にうつる野辺の露かな」
意味: 秋の野に咲く花といえば、多種多様で
そのどれもが散りやすくはかないけれど
まことの心を持つ花は
その涙の露に色香を映している。
女性に例えた歌でしょうか?
下方には...
白い露をたたえた色鮮やかな切り花が
三様の佇まいをした
強い墨線でくくられた目の粗い花籠に
投げ入れられています。
どの花、どの籠にも露が胡粉で描かれており
みずみずしさが感じられました〜![ラブラブ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/035.gif)
![ラブラブ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/035.gif)
花の香りが漂ってくるようです。![照れ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/007.png)
![照れ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/007.png)
一方で辺りはうっすらと暗い霞が立ち込め
淋しげな雰囲気。。。
少し風が吹いている
のでしょう🍃か?
草花はしなりススキ🌾は傾いて
穂を地面に横たえています。
あらっ!上部の賛文も少し傾いて見える〜![音譜](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/038.gif)
![音譜](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/038.gif)
一枚の絵でどんどん物語が膨らみます。
桔梗、女郎花、野菊、ススキ🌾
それぞれを女性に見たてて
巧みに配しているよう.....
歌の内容と一体となって
情趣を漂わせているという解釈も
うなずけますね。
落款と「雲海」の印章が
桔梗の籠とススキ🌾の籠を構図上繋いで
バランスをとっているのがわかります。
秋の華やかながらも侘びの美に
触れる事ができました。
*・゜゚・*:.。..。.:*・'(*゚▽゚*)'・*:.。. ✨.。.:*・゜゚・*
*・゜゚・*:.。..✨。.:*・''・*:.。. .。.:*・゜゚・*
今日のおやつは
友人から届いた葡萄🍇をいただきました。
頬っぺたが落ちそう〜![ウシシ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/058.png)
![ウシシ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/058.png)
今年の梅雨明けは遅く8月だったものね☂️
でもご心配にはおよびませんよ(#^.^#)ホホ
大〜変美味しくいただきました。