前回の記事でも記載したとおり、あっけなく終わってしまった学校選びですが、その後幼稚園の卒園間近に娘は大崩れしてしまいます。


就学に向けて、チャイムを意識してタイマーを使い、時間で区切るという取り組みが行われていました。

最初はお給食の時間から、そしてお制作などの取り組みにも。

娘は偏食などもなくよく食べるので、お給食の取り組みは時間に間に合わないということはありませんでした。

ただ、この時から不穏な空気は感じていました。

というのも繊細な娘、時間に間に合わずにお給食を下げられて泣いてしまう子たちを見て、タイマーが鳴るのがイヤだと言っていたのです。

幼稚園では加配がついていたこともあり、加配の先生に相談したところ、見通しをつけるという意味で、「後何分で終わるから少し急ごう」という声かけをしてもらうことになりました。


それからしばらくして…お制作の取り組みのときに、タイマーが鳴った時に娘は作品が完成しておらず、パニックになってしまったのです。

先生からの説明では、今回の件ではお制作に間に合わなかった子が多く、完成しなかったことは娘に限ったことではなかったようです。

ただ間の悪いことに、その時加配の先生が近くにおらず、どうしょうと軽くパニックになっている娘に他の先生が「早くお片付けしようね」と声をかけたそうです。

娘はその声かけを怒られた、と感じ余計にパニックになってしまったのでした。

そこからは坂道を下り落ちるかのように娘は情緒不安定になりました…

またお制作が間に合わなかったらどうしようという不安・登園拒否・聴覚過敏がひどくなりお歌に参加できない…

一旦幼稚園は休ませる決断をし(実際休んだのは2、3日でしたが)、安心グッズとしてイヤーマフを導入、療育先にも対応について相談。

やはりタイマーの前の声かけ(あと◯分で終わるよなど)が必要なことと、途中で終わってしまってもまた続きができることなどの見通しづけが大事だということを再認識し、配慮のお願いをしました。

その後も幼稚園に着いては、母子分離できず私にしがみついて泣く日々が続きました。

ただ、イヤーマフを導入したことで、少しでも活動に参加できる、というスモールステップを踏んで、徐々にではありましたがまた活動に参加できるようになっていきました。

そうしてなんとか幼稚園生活を終えることができましたが、小学校に向けて不安が残る中でのスタートとなってしまったのです。