六年生の秋は、修学旅行に向けて教室では友達同士の計画が楽しく行われていた。

夏休み前に決めたグループで長女と同じ班になりたいと言ってくれていた女の子はクールでは優しい子だった。

しかしながら学校にも行けなくて、修学旅行に行ける状態ではなかった。

毎日母子通学で保健室にいたが体力もなく、友達と話すことさえ困難になっていた。

それでも修学旅行には行きたいと言うので、保健室で良いからとりあえず学校に連れて行った。

保健室には休み時間の度にクラスメイトが会いに来てくれた。
男の子も時々来てくれて盛り上げて長女を笑顔にしてくれた。

ある日修学旅行に向けての話があると学校に呼ばれたので、夫婦で学校に行く事になった。
子供も連れて行く事になり、次女も三女もいた。

話は、長女が安心して修学旅行に行けるように保護者が1人着いて行く事をお願いする
と言う内容だった。
それに加え、万が一、体調が悪くなれば新幹線に乗り連れて帰ると言うことも言われた。
まさかの修学旅行に同行になる話で、かなり私もドキドキした。
どんな状態で同行するのだろうか、、、。