アルジェリアに住んでいた頃、パリへ何度か行きました。

 

私の病気診察、手術、歯科治療、ひと様の観光アテンドなど。

 

ラボやら病院はモンマルトルでした。

新移民?という感じな肌の黒っぽい人たちは多かったですが、

観光客相手の怪しい人は、ほぼ皆無でした。

 

 

ですが、カナダからの訪問者と合流して観光した時などは、

もちろん観光地を回るのが目的なので、結構いろんなタイプに

出くわしました。

 

 

小学生くらいの女の子2人で、何かの署名運動をしています。

名簿?に名前を書かせて、その後に現金をねだるのです。

幸か不幸か、署名したのは仏語ネイティブのカナダ人女性。

逆に、子ども達がお説教を受ける羽目になりました。

 

私たちは署名だけで済みましたが、最近は数人で取り囲んで

カバンを引っ剥がして持ち逃げするのだとか。

 

この署名運動、賛同して自分の名前を書いているのに…。

大元は誰なんでしょうか?

元から絶つっていうの、できないんでしょうか。

 

 

 

夜のモンマルトルのケーブルカーの駅で、おもちゃ系の

お土産を売る黒っぽい肌の人たち。

同行者が一人に値段を聞いたら、改札を乗り越えて、

追いかけて来ました。

ケーブルカーにも乗り込んで来て、買ってくれの連呼。

だんだん値段が下がるので、結局買っていましたが。

近くの商店街は全て閉まっているので人通りも少なく、

ちょっと怖かったです。

 

 

 

オルセー美術館の前あたり。

通りがかりに、

「あ、これ落としましたよ?」

と寄ってくる白人男性がひとり。

手に持っているのは金の指輪です。

結婚指輪みたいな、かなり太めのもの。

日本人だと思われてませんね、私。

だって日本だと結婚指輪はプラチナが主流でしょう?

プラチナって銀色ですからね。

私はひたすらフランス語がわからないふりをしますが、

他の人だったらどうするんでしょうか?

 

これ、一度の滞在で2度経験しました。

2度目は夫が、

「これ、落としましたよ!」

と、転がる指輪を相手が拾う前に拾って渡しました。

英語で。

なんだか笑ってしまいましたが、そこから会話が進まなくて

良かったです。

フランス語で言っていたら続きがあったのかもしれません。

同じ手口を違う人が使っているのですね。

 

 

 

こういった向こうからやって来るタイプは避けられますが、

レストランや地下鉄の駅や電車内など、スリやひったくりに、

どう予防、対処をすれば良いのでしょう?

 

私の場合、バッグはいつも斜めがけ。

後ろには回しません。

いつ誰がひったくるかもしれない…という心構えでいます。

 

レストランやカフェなど、手荷物は足の間に挟むようにして

イスの下へ。

 

財布は、札入れ、小銭入れ、プラスもう1つ。

支払いの時など、人から財布のお札が見えないように開くこと。

 

などなど、私が心がけているのはそんなに多くはないですが、

被害にあったことはこれまでのところ一度もありません。

 

これからパリを訪れる方、どうかご用心くださいませ。

 

楽しい滞在になりますように。

 

 

 

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