タントラは
「究極なるもの」は
現在のあなたの反対ではないという。
それはひとつの成長だ。
あなたは究極なるものに成長してゆく。
あなたとリアリティーの間に対立はない。
あなたはその一部だ。
だから、
自然に対する
いかなる闘争、衝突、敵対も必要ない。
自然は用いることができる。
現在の自分を超越するために
それを用いるべきだ。
・・・
タントラは、
あるがままの自分を受け容れなさいという。
それは深い受容だ。
自分とリアル、
世間とニルヴァーナのあいだに
ギャップを作り出してはならない。
どのようなギャップもつくってはならない!
タントラには、
どのようなギャップも存在しない。
どのような死も必要ない。
あなたが再誕生するために、
どのような死も必要ではない。
むしろ超越が必要だ。
その超越のために、
自分を用いなさい。
・・・
タントラは、
性エネルギーを用いる。
闘わずに、
それを変容する!
セックスを敵と考えてはならない。
友達になるがいい。
それはあなたのエネルギーだ。
邪悪でもなければ劣悪でもない。
すべてのエネルギーは、
たんに中立だ。
敵として用いることもできれば、
見方として用いることもできる。
それによって
ブロックや障害をつくることもできれば、
踏み石にすることもできる。
エネルギーは用いることができる。
正しく用いれば友となる。
誤って用いれば敵になる。
だが、
エネルギーは敵でも味方でもない。
それは中立だ。
・・・
タントラは
欲望に気づいていなさいという。
いかなる闘いもつくりだしてはならない。
完全に意識して欲望のなかを進みなさい。
そして、
完全に意識して欲望のなかを進むとき、
人はそれを超越する。
そのなかにとどまりながら、
そのなかにいない。
そこを通り抜けるが
部外者としてとどまる。
Osho