こないだ(5月28日)のサンデープロジェクトは、ジャーナリストの大鹿氏と弁護士の永沢氏が出ていた。

 大鹿氏は、かなり取材しているようで、宮内氏のことはよく知っていた。

 ライブドア事件のコーナーになるとまず、大鹿氏が田原総一朗相手にしゃべった。

大鹿「宮内さんは、起訴事実を全面的に認めたということになっている。罪状認否を全面的に認めたということになっているんですが、宮内さん自身は、もうそのー、争ってももう勝ち目ないからいいやと、いう部分がすごく強いんじゃないかなー、と思います」

田原「あっ、勝ち目ないからもういいよと」

大鹿「もう早く、もう、人生リセットして再スタートきりたいという気持ちの方が案外つよいんじゃないかなと思うんですね。で、我々マスコミを含めて、宮内さんと堀江さんの対決の構図というのを、まー、面白おかしく書いているんですけども、本当に対決するかどうかはわかんないですね」

 その後、「自社株売却益の違法計上」の話になった。

大鹿「…でー、仮に自社株を買っていたとしていてもですね、いわゆるその、証券報告書の勘定項目を、えー、訂正報告書を出せばすむ問題じゃないかっていう…」

 弁護士の大沢氏もこのポイントについて発言した。

大沢「…実は、自社株の売却が利益に計上されるかどうかについてのある面で核心部分に関しては、宮内さんも自分はそれは利益として計上できない問題という認識はなかったと。あの、一方で罪を認めて反省してるといいながらも、そのー、利益計上できないということは、あー、認識していなかったということで」

 この時に大沢氏・大鹿氏の発言によれば、一つの核心部分である「自社株売却益の違法計上における違法性の認識がない」という点においては、堀江氏が裁判でやや有利だし、この点においては堀江氏と宮内氏の認識は異なっていないようである。