能登地震の援助のための任務で事故にあって亡くなった海上保安庁の職員には心から哀悼の意を表します。
本当に残念な出来事でした。
JALの乗客乗員が全員無事だったことは事故の映像を見る限り奇跡的だと思いました。
また、貨物室のペットが亡くなったことはとても残念ですが、あの状況ではどうすることも出来ないと思いました。
私はどうしても利用せざるを得ない時以外は飛行機を避けるようにしています。
個人的な考えですが、リスクの高い乗り物の順位は軍用や最近の宇宙用や特殊な物を除き、1番がヘリコプター、2番が飛行機、3番が船舶、4番がバスを含む車、1番安全と思うのが日本の鉄道かと思います。
これは乗り物の構造や運行上の物理的問題から判断してるわけです。
まずは重力に逆らって空に浮かぶ乗り物。
飛行船や趣味用途の気球やハングライダーなどもありますが特殊なので省きます。
中でもヘリコプターは構造が複雑で飛行中のちょっとしたトラブルで制御不能になり墜落する恐れがあります。
なによりパイロットの操縦がとにかくセンシティブ。
救助活動で乗ることになる場面以外は絶対に乗りたくありません。
飛行機は徹底したメンテナンスや運行ルールで事故を未然に防いでいますが、飛行中のヒューマンエラーや電子計器の誤作動などで事故が起きたときは逃げようがありません。
ヘリコプターと異なり動力喪失でも滑空は可能ですが、墜落を免れたとしても緊急事態に対して空港以外に安全に着陸停止できないことも非常に問題です。
仕事で海外に行かなければならない場合や移動に時間的余裕がない場合以外は乗りたくないですね。
次に水に浮く乗り物。
船舶は浮力という簡単な物理現象で浮かんでいるため動力喪失でも安全ですが、衝突事故や疲労破損などで浸水すると沈没します。
それ以外にも波浪による転覆の恐れもあります。
船内に閉じ込められた場合は逃げようがないですし、脱出できて救命胴衣などで浮いて救助を待つこともできますが、水が冷たい場合は救助までに低体温症で死に至ります。
最後は地上の乗り物。
車は問題が起きても停車することで容易に避難できますが、運行中はハンドル操作で自由に進路が変わるので運転手の過失による衝突事故が生じやすい。
ただ、事故が起きたときの生存確率は割と高目と考えています。
悲惨な高速道路のバス事故などでも乗車位置を適切に選べば生存の可能性が高いですね。
鉄道は運行システムトラブルや運行ルール無視などの過失がなければ、極めて安全と考えます。
ヒューマンエラーを防ぐセーフティーシステムを構築することも容易です。
脱線の原因がない限り軌道上をはずれませんし、動力喪失でも歩いて避難できます。
万が一運行システムトラブルで正面衝突しても後方車両であれば生還率は極めて高い。
私は先頭から5両目以降に乗るようにしています。
飛行機に限らず乗り物には危険性は必ず存在しますから、それを理解したうえで利用したいですね。