9/11 (金)  手術当日


手術室へは歩いて行きました。

扉があり、その奥にも扉。

無機質な扉でした。


手術室前で予行練習をした通りに受け応えし、

ガーゼのキャップを装着し、

いざ室内へ。


やはり無機質な空間でした。


手術台へ案内され、横になるように言われたのですが、これが!


細っっ!狭っっ!


真上にはテレビで見たことのある、丸い大きな照明。


その間にも心電図モニターやらなんやら、色々と装着されていきます🩻🎛️


着々と進む準備に私はふと思いました。

私の、私自身の心の準備は?

本当に何も考えていませんでした。


流れ作業に流されるままで、

不安や疑問や緊張や、そんなことすらも感じられていなかったのです。

『無』だったのです。

そしてこの無が逆に

段々と怖くなってきたのです。



と、思っていると
横についてくれていた看護師さんが
肩をさすってくれました。

「大丈夫、大丈夫」

そう言いながら、温かい手で。

コクコクっと頷きました。



「まる。さん。
 手首が冷たいなぁと感じたら、麻酔が効いてくると思います。
 深呼吸、ゆ〜っくりしてて下さいね」


一瞬、手首に冷たさを感じました。
そこから記憶はありません。

ここから私のメンタルが最悪になっていくのです。