多発性骨髄腫は γ-グロブリン産生能を有する形質細胞のクローン性増殖(腫瘍性増殖)をきたした病態である。

 腫瘍化した形質細胞から破骨細胞活性化因子が分泌されることから、骨の脱灰化が徐々に進行し、①病的骨折や②高カルシウム血症による口喝、意識障害をきたすこともある。また、骨髄腫細胞は骨髄を中心に増生することから③貧血をきたし、単一の γ-グロブリンのみを産生するため、正常な免疫グロブリン産生能の低下による④易感染性(免疫不全)、γ-グロブリンL 鎖、Bence-Jones 蛋白質による尿細管閉塞のために⑤腎障害を合併し、高γ-グロブリン血症による⑥出血傾向、⑦AL 型アミロイドーシスによる手根管症候群、巨舌、心不全など、多彩な臨床像を呈する。

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