私はきっと自分に関心を持ってもらいたいんだな。誉められたいし、心配してもらいたい。すごいと言われたいし、好きだと思われたい。

まっくろの球体がからだの真ん中にあるのがわかる。その中は空っぽで、なにも詰まっていなくて、乾いた冷たい空気がぐるぐると回っている。中身がないはずのそれは日に日に重さを増していて、少しずつ私を動けなくさせる。