「ランペイジ 巨獣大乱闘」 | MCNP-media cross network premium/RENSA

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「ランペイジ 巨獣大乱闘」
 “RAMPAGE”(2018/アメリカ/ワーナー)
 
 監督:ブラッド・ペイトン
 原案:ライアン・イングル
 脚本:ライアン・イングル カールトン・キューズ
     ライアン・J・コンダル アダム・スティキエル
 
 ドウェイン・ジョンソン ナオミ・ハリス マリン・アッカーマン
 ジェイグ・レイシー ジェフリー・ディーン・モーガン
 
 おすすめ度…★★★☆☆ 満足度…★★★★☆
 
 
実際には壮大なB級アクション映画なんだけど、人気のドウェイン・ジョンソンが主演ということで話題作になってます。
 
「ワイルド・スピード」シリーズもまったく観ていないし、ザ・ロックとしての活躍にも関心がなかったので、なぜこの人がこれほどまでに人気なのかはわかりません。
 
それより途中からニヤニヤが止まらないというか、もう笑いたくて仕方がない状況になりまして、それから先は日本の怪獣映画の延長線としてひたすら楽しんでしまいました。
 
だって、いきなりニーガンですよ!
この名前分かる人には分かるでしょうが、アメリカの大ヒットドラマ「ウォーキング・デッド」の直近のシリーズで、シリーズ史上最恐の悪役ニーガンがまさかの登場ですよ!
 
ラッセル捜査官を演じているジェフリー・ディーン・モーガンのことなんですが、これがビジュアルもキャラクターも物腰も語り口調もそのまんまニーガンなんですから笑うしかないでしょう。
 
果たして彼が最後はどうなるのか、気になって気になって、怪獣大決戦を最後まで見届けるよりもそっちが大事みたいな感じでした。
 
それにしても「ウォーキング・デッド」シリーズからスクリーンへというこの流れ、ドラマ業界と映画業界の棲み分けがある程度はっきりしているアメリカですから、こうして日本公開の話題作でその顔を見るとやはりワクワクしちゃいます。
 
最近では「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」のヨンドゥ役で、マイケル・ルーカーが大活躍だったし、しばらく前にも「イントゥ・ザ・ストーム」や「ペイ・ザ・ゴースト」でサラ・ウェイン・キャリーズが出ていたり、大ヒットシリーズゆえに話題作へのオファーも増えていくのでしょうか。
 
さて本編の方はかなり雑な設定と荒っぽい脚本なんですが、こういう映画は楽しんだもの勝ちだと早々に割り切りまして、最後まで心の中でツッコミを入れまくりながら観ていました。
 
邦題の巨獣大乱闘のサブタイトルですが、実際には遺伝子実験の失敗で巨大化するウイルスを浴びたゴリラとオオカミとワニが闘うだけなので、みなさんおっしゃっているように日本のゴジラ映画の三大怪獣大決戦みたいな感じ。
 
その中でもゴリラのジョージはドウェイン・ジョンソン演じる霊長類学者デイビスと手話のような方法で意思の疎通ができる設定でいわばキングコング的な存在。
あとはジョージとデイビスの活躍で…大体ストーリーは読めますかね。
 
最後のオチも含めてホントに徹頭徹尾B級テイスト満載なんですが、こういう映画をエンターテインメント大作として公開できるハリウッドの底力を改めて見せられたような気がします。
 
たまにはこういう映画もいいですね。
 
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