とは言え、今回の「別れ」は、どうしても受け入れることができないでいる。
They武道が宇宙Sixになったあの日から。
少しずつ、少しずつ。
「6人」になったことを受け入れて、クリエで彼らの姿をやっとこの目で見て「よし、6人で頑張れ!!」と、心から思えるようになった。
そこから、1年経たないうちに、「宇宙Six」は「5人」になってしまった。
3周年になった3人での連載を経て、6人で連載ができるようにリニューアルされて、2ヵ月しか経っていない。
本人から報告があった。
事務所やユニットから突然いなくなることが常であるようなジュニアの世界では異例とも言える。
それは、よかったのかもしれない。
いつものように「察しろ」ではなかったから。
だけど。
それは、6人でじゃダメでしたか?
ずっと引っかかっている。
3人だったときから、1人外部の舞台に抜擢された。
ユニットを代表して頑張ってくるんだよ、と。
PON!にもユニットを代表して出演した。
さらに、大御所たちとの舞台にも抜擢された。
そんな中、6人で出演する外部の舞台が決まった。
彼は、声のみの出演だった。
他の舞台と稽古期間がかぶるために出演できないけど、事務所の方が「6人」で出演できる形を相手方とも相談してくださったとのことだった。
やっと、6人で連載を始めるために、タイトルが募集された。
「宇宙に6CHU」
まだまだこれからじゃないか。
このタイトルには、「6人で頑張ってね」のファンの思いだって込められているんじゃないの?
宇宙が、「まだまだこれから」だからこそなのかもしれない、とも考える。
ユニットの基礎、基盤を作っていかなければいけない時期だからこそ、ユニットの活動はより大切にしなければいけないだろうから。
他の5人を大切に思ってないわけではないことは、わかっているつもりだ。
だって、5人がプレゼントしたメンバーカラーの服を、メンバーが観劇する日にあわせて着てきてたじゃない。
彼自身、「残される立場」だって経験しているから、「抜ける」ということがどういうことなのか、わかっているはずだとも思う。
だからこそ、きっとたくさん悩んだんだろうっていうのは、わかっているつもりだ。
それでも。
何度も思ってしまう。
なんで?どうして?・・・と。
「別れ」のお知らせから2日後。
主演のお知らせがきた。
これまでのように、純粋に「おめでとう」という言葉が出てこなかった。
仕事があることは、とてもありがたいことだ。
でもね。
ずっと歌って踊っているのを見てきたんだよ。
「役」としてではなく、「歌って踊る林翔太」を見られなくなるのかと思うと、とてつもなく寂しい。
智の後ろで踊っているのを見ながら、「もはや智じゃん!」とか言いたい。
ハラハラしながら6人でバク転するところを見たかった。
肝心なソロパートを当たり前のように任されていたあの透き通った歌声を、キラキラしたステージで見続けたかった。
何より、6人でいてほしかった。
ユニットを代表して頑張れという気持ちで送り出していた場所で、より大切なものを見つけてしまった。
それは、オタクにはどうすることもできない。
オタクは、いつだって彼らの決断を受け入れることしかできない。
だけど、あっという間に5人仕様になった連載ページに、気持ちは追いついていない。
まだまだ「宇宙Sixと林翔太」を応援するには時間がかかりそうだなと思う。
だから、今はまだ、「今までありがとう」なんて、言わないからね。