会社帰りの電車の中。
いつもと違うのは、TSUTAYAいって古本寄って家に帰るというルートではなく、…
大事な大事な人たちの、
離婚話を聞きに行くため。
「家族」ってなんだろう。
「愛してる」ってなんだろう。
「ごめん」って、悲しい。
少し胸にひっかかるものはあったこの一年ほど。でも、それでもうまくやっていけるのが家族だと、夫婦だと、信じていた。
突然過ぎて、でも本人たちにとっては、出口の見えない無限地獄みたいなもん、だったのかな。
社交性がありすぎて、後ろをなかなか振り返れない男がひとり。
いつも自信に溢れてて、芯が強そうで、でも人一倍、弱いところがある。弱さとかズルい部分とかを、長所でカバーしようとしてる。
逆に、あまり社交的ではない女がひとり。考えが深すぎて、考え出すと止まらずに落ちていってしまう。ヒステリックなところもあって、たった一人の大切な相手なのに、わかってるのに、噛みついてしまう。
気付いたときは、幼い子供をギスギスした二人のストレスの間で育ててしまってた。周りが気付いたときは、もう手遅れなほど。
わたしは何度も言ってるけど、家族を愛してる。元々家族だった人間然り、その家族が愛した人も。だからその間に生まれてきたかわいい子どもと、どうして縁を切って平気と言えるのか。
初めて、こんなにも家族に幻滅した。
別に辛くても傷ついてもいい。
何もしないで居られるほど、わたしは平気じゃない。
やれるだけのことはやって、
それでだめなら諦めるよ。
どっちの肩を持つとかじゃない。
家族みんな愛してる。
大人のばかやろー、ふざけんな。


