ファンタスティック Mr.FOX 原題:FANTASTIC MR. FOX
製作2009年 アメリカ・イギリス 監督:ウェス・アンダーソン
原作:ロアルド・ダール
脚本:ノア・バームバック、ウェス・アンダーソン
声の出演:ジョージ・クルーニー、メリル・ストリープ、
ジェイソン・シュワルツマン、ビル・マーレイ、
ウィレム・デフォー、オーウェン・ウィルソン
最近気になっているウェス・アンダーソン監督、
そしてロアルド・ダール原作ということで
(1番有名なのは「チャーリーとチョコレート工場」の原作でしょうか。)
興味がわいたので借りてみました。
(あらすじ)
Mr.FOXは結婚して泥棒家業から足を洗って、家族三人で幸せに暮らしていた。
ある日丘の上にある大木の家に引っ越したMr.FOXは
目の前に広がる強欲な3人の広大な農場を見ているうちに・・・・・・。
パペットは正直ビミョ~です。
造形はリアルだけど、服着てるし。
ちょっぴり中途半端な感じがしました。
きつねがずる賢いっていうのは万国共通なんでしょうか?
ゲーテ作で岩波少年文庫から出ている「きつねのライネケ」でも
ずるがしこくて、決してへこたれないきつねが主人公でした。
悪い事をしていても、なんとなく許せてしまう・・・・・
キツネって不思議な生き物だなぁと思います。
監督自身がロアルド・ダールの原作本が大好きで
小さい頃は弟と一緒に庭に穴を掘って遊んでいたという事で
原作を読んでみる事にしました。
原作では狐の子は4匹で1匹に焦点が当たる事はなく
あくまでも主役はとうさんキツネでした。
タイトル通り本当に「すばらしい」とうさんキツネでした。
クエンティン・ブレイクの挿絵もステキで
やってる事は泥棒という悪い事なんですけど、ほのぼのしちゃいました。
映画では正直ファンタスティックだとは思わなかったんですよね。
Mr.FOXの声はジョージ・クルーニーなんですが、
ネスプレッソのCMやグリーンラベルのCMなんかのイメージが強いのか
かっこいいけれど、ちょっとぬけてるところもあって
オンナがほっとかない男って印象で
父親的なイメージがないんですよね。
で、Mr.FOXよりも息子のアッシュの気持ちの方がよく描けているので
他の子と比べられて感じる劣等感や
父親に認められたいっていう気持ちは伝わってきました。
監督の生い立ち等は知りませんが
『ザ・ロイヤル・テネンバウムズ』のお父さんはロクデナシだったし
『ダージリン特急』にはお父さんの存在すら出てこなかったし
『ムーンライズ・キングダム』のスージーのお父さんも一癖ありそうな
ちょっとうさんくさい人物でした。
あまりお父さんとはうまくいっていないから
素直にファンタスティックに描けないのかも・・・・と深読みしてしまいました。
原作は映画とは全然違っていて、ラストも含めてほのぼのしちゃったので
(訳者の後書きはいらなかったですけど・・・・・。)
機会があれば、読んでみて損はないと思います。ちょっぴりオススメ。
