
昔、「カリプソ」という車載ドリンクホルダーが有った。たまたま、シトロエン乗りが集うブログを見ていて知ったのだが、カリプソとシトロエンは抜群の相性なのだそうだ。たかがドリンクホルダー?と思ったが、その構造を見てなるほどと思った。
今のドリンクホルダーとは全く概念の異なる構造、オイルとボールベアリングで水平位を保ち、ドリンクを安定させると言うもの。蕎麦屋さんの出前のバイクの後ろにあったばねのベアリングと発想は一緒だ。これをオイルでやっているところが、味噌なのだ。シトロエンのハイドラクティブサスペンション(オイルサス)に通じるものなのだそうだ。なるほど!これは是非とも愛車に付けなくてはならないと思った。
ところが、この思いも一旦暗礁に乗り上げる事になった。ドイツのメーカーが作った「カリプソ」だが、今や製造中止、販売もされていない。そこまでは想定内だったが、シトロエン車グッズ専門店、ヤフー、楽天を初めとしたネットオークション等探してみたが、ネット検索上ヒットしなかった。
諦めかけていた頃、「セカイモン」と言う海外のオークションに、なんと「Calypso」があったのだ。一瞬、海外と言う事で二の足を踏んだが、欲しいと言う気持ちのほうが強かったようだ。アメリカから輸入と言う形で手に入れることになった。中古品で米国$12.99(1,411円)だったが、手数料、送料で合計5,223円だった。(消費税(米国、日本とも)、関税はかかっていない)
落札して10日でCalypsoが我が家にやってきた。予想していたとは言え状態は良くない。お皿の動きは緩慢で、とても揺れに対応できる状態ではなかった。分解して中身を調べてみる。ベアリング球はセットされておらず、別袋に4個入っていた(正式には6個必要)。又、ねじの留め金も紛失?肝心なシリコンオイルが殆ど消失していた。しかも水飴状になっていて滑りも悪い。
(このベアリング球がポイント、仕切られた6箇所にそれぞれ一つずつないといけない)
ここから、まずパーツの補充が始まる。ボールベアリングの球は、ネットで予め捜していた「舟辺精工」さんへ。ノギスで直径を測ると3mm。φ3の剛球を注文した。
ここまでは順調だったが、最後のシリコンオイルが難関だった。ホームセンターに置いてあるのはスプレー式のものしかない。そこでネットで検索するのだが、種類が多くて何を選んだらいいのか皆目見当が付かない。調べていくうち、シリコンオイルには粘度というものが有って、用途によって使い分けるものだと言う事が分かった。
粘度1000のものがちょうど良さそうだったので、これを注入した。果たして。ボールベアリングの球を置きいよいよ完成。
車にセッティングする。ゆらゆらとゆたう姿はシトロエンのオイルサスに本当にマッチしていると思う。(自画自賛かもしれないが)これで暫くは「ゆらゆら」を楽しむ事にしよう!









