先日の木曜日の昼、久しぶりにサンロード吉備路に行った。岡山県南においては、温泉らしいお湯の所は数少ない。ここはその数少ない温泉の一つで、時々思い出したように訪れている。平日の午後とあってかお年寄りが多い。サウナに入ったらご年配の方ばっかりで、井戸端会議ならぬ会話に付き合う事になった。聞けば皆さん既に退職され、毎日が暇だと言う。75歳あたりが境目で、年金の支給額が大きく違う話から、金はあるが使う事がない、もう一回就職したいが何処も雇ってくれない、毎日どう過ごすかが一番の悩みだと言っていた。一人が言うとみんな「そうだ、そうだ。」と頷く。昼頃からここの温泉に来て、3時頃に出る。帰ってもする事が無いから、カラオケ屋(おそらくカラオケスナックみたいな所)で、人の歌を聴きながらビールを飲む。5時頃家に帰ってちょっとして晩飯、そして寝る。毎日これの繰り返しだ。ちょっと前まではゴルフに時々行っていたそうだが、一人抜け、また一人抜け、とうとうみんなやらなくなってしまった。「一人じゃゴルフ出来んからのぅ~。」と笑う。「年寄り笑うないつか行く道」と言うが、自分もやがてはこうなるのかも知れないと感慨に耽っていた。

$うえまさのニッキ

 3月になってまたボチボチゴルフに行きだした。スコアの事を考えたり、ライバルと張り合ったりすると情けなくなってしまう。以前のように巧く行かないからだ。でもそれも当たり前で、練習もせず、道具も拘らず、プレー中も余所事ばかり考えているのだから、良い事になるはずが無いのだ。前と同じ気持ちで臨んでしまうと、途端にゴルフはストレスとなるに違いない。そうと分かっていてても、悟りをひらいた仙人ではないので、巧く行かない事に苛ついたり、運の悪さに腹が立ってしまう。いかん、いかんと自分を戒める事になる。まだまだ未熟な自分をこれでもかと思い知らされる。でも、これが人生勉強になる。謙虚にならないとやってられないから。

 いずれ、身体が言う事を利かなくなってゴルフが出来なるかも知れない。それまでは、仲間を大切にし、一緒にゴルフが出来る喜びを感じるようになりたい、と常々思っているが情けない事に、自分の事で精一杯だ。

 アプローチがここ2ラウンド程巧く行かなかった。そう言えばコックを使ってなかった事に気がついた。忘れては思い出し、反省する。ゴルフは考えてみれば残酷なゲームだ。誰も自分のミスを助けてくれないし、衰えた自分をこれでもかと言うくらい見せつけられる。ヘタクソになるのも自分の責任だ。

 ゴルフの何が面白い?「うまく行かないところ。」と笑顔で言えるようになれればと思っている。

$うえまさのニッキ