次長課長の河本氏が、母親の生活保護の受給の件でバッシングを受けている、と思いきや意外や意外、彼を擁護する論調も多い。彼は何も法律を犯していないというのが一番だが、母親が悪いのであって彼は悪くない、芸人だから収入が不安定なのでやむを得ない、実際は仕送りをしており少しずつ支給は減額されていた、等々。


生活保護はそれを本当に必要とする人がいるから存在する制度であって、利用できるからする制度ではない。申請をすれば容易に受けられるのは、本当に困っている人を救うためである。制度の欠陥があることはさておき、国から支給していただいているという気持ちを持たないことには、成り立たない制度になっている。


今回の問題は、もし不正がないかつちゃんとした数字に基づいて支給されていたのなら、ことが大きくなる前に、最初から堂々と記者会見で述べれば良かった事。奥歯に物が挟まった言い方では、どこかしら後ろめたさがあるのではと勘ぐってしまう。ペーペーの泡沫芸人であれば、ここまで騒ぎは大きくならなかっただろう。彼も、もう吉本の看板を背負って立つ芸人である。ある程度社会に対して責任を持つべきじゃなかろうか?


そういえば5000万も収入があったら、それなりの税金を払っているので、これくらい(母親が生活保護を受けるくらい)大したことじゃない、という人もいたなぁ。損得の論議ではないんだけど。どうも、生活保護=お金という感覚があるようだ。「もらえるもんはもらっておけ」と言うことだろうが、やはりそこには最低限のモラルは必要だ。


河本氏は芸人としてこれからどうしていくのだろう?彼は芸人の前に社会人である。気が遣えない上にこれだけ開き直ってしまったら、確かにもう彼を追及する気にもならない。同時に、人を笑わせる仕事なのに、もう彼を見ても笑えないと思う。彼が何を言っても、なんだかな~、と言いたくなる。