鹿児島五入湯

鹿児島市内には銭湯が結構な数あって、しかもその殆どが天然温泉である。源泉数で言えば大分に次いで日本で2番目だそうなので、至る所に温泉があってもおかしくない。今回は一泊二日、空いた時間を使って出来るだけ温泉に行こうと計画していた。



うえまさのニッキ


うえまさのニッキ

夕食まで1時間半ほどあったので、宿から一番近い「みょうばん温泉」と言う銭湯に行く事にした。みょうばん温泉は鹿児島中央駅の西口にあるので、駅を渡って行かなければならない。鹿児島中央駅のシンボルマークともいうべきビル屋上の観覧車が夕焼けに映えていた。予めグーグルマップの地図写真でシミュレーションをしていたので、迷うことなくたどり着く事が出来た。前もって知っていたとは言え、かなり年季の入った建物だった。入ってすぐに暖簾があったのでここか?と思ったが、そこは「スタッフオンリー」の部屋の様だった。



うえまさのニッキ


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番台があって、そこで入浴料を支払う。360円。「石鹸をお願いします。」と言ったら、「貸しましょうか?」と言われた。いまどき貸し石鹸?と思ったが、ここは流れに乗る事にした。後で知ったのだが、貸し石鹸はタダだった。浴室に入るとそこはこてこての昭和へタイムスリップしたようだった。お世辞にも奇麗とは言えず、所々タイルが剥がれていたりもしたが、不潔感はなく本当に使いこまれた湯船で歴史を感じさせる。78人の人がいたが、顔が合えば「こんにちは。」と挨拶してくれる。洗い場にあった椅子や桶は使い終わるとみんなちゃんと元の位置へ返している。マナーが良いので、とても居心地が良い。鹿児島の人の人の良さを感じた。



うえまさのニッキ

みょうばん温泉は浴槽が3層に分かれており、上流から熱い源泉が注がれているので、一番下がぬるい。自分にはこれくらいの温度が丁度いいと思っていたら、大概の人はこの浴槽に入っていた。一番上に入ったが、とても熱い。恐らく45℃を超えているだろう。泉質は炭酸水素塩泉と言う事だが、お湯は若干ねっとり感があってまとわり付く感じ。湯上りが非常に暖まった。



うえまさのニッキ


風呂から上がっても中々汗が引かないので少々往生した。やっと髪を乾かして外へ出ようとした時、番台のおばちゃんがヤクルトをくれた。今日は26日、風呂の日と言う事でサービスしてくれたのだ。


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懇親会が終わって、今度は市電に乗って市役所前まで行く。「かごっま温泉」は夜中1時までやっているので、もっと後でも良かったが腹ごなしをしようと思った。かごっま温泉にはサウナがある様だったので汗を流せば丁度いい。(何と、鹿児島の銭湯はサウナが付いているのが普通だそうです。)番台のおばちゃんにサウナに入りたい、と言うと「どうぞ、どうぞ。」と言ってくる。サウナは2階かどこか違う場所にあって、別料金がいると思ったら直ぐそこにあって、360円の入浴料で入れるようだ。



うえまさのニッキ

サウナに入って身体を洗っていたら、若い連中が風呂が熱い、熱いと言っていた。確かに湯が熱い。水風呂があったので、水風呂に入ってから入ると丁度良かった。でも、サウナがあるから、もう少し湯船の温度は低い方が良い様な気がした。長湯は出来ない。泉質はナトリウム塩化物泉と言うだけあって若干ベトベト、僅かに塩味がした。でもなぜか湯上りはさっぱりしていた。


うえまさのニッキ


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次の日、高見馬場の近くの山下小学校で講演会がある。9時半からなのでそれまでに、その近くの「霧島温泉」に行った。霧島温泉と言ってもあの霧島温泉ではなく、銭湯の名前である。泉質も霧島温泉と同じではない。朝7時からと案内にはあったが、実際行ってみると6時からになっていた。「六」の文字の所が色が変わっていたので、削って書き換えたのだろう。こんな早くから空いてて、客は来るのだろうか?確かに朝風呂は気持ちが良いが。


うえまさのニッキ


霧島温泉は、前日の2つの銭湯に比べたら小奇麗だった。施設は勿論昭和の香りぷんぷんだが、メンテナンスが良い様であった。源泉の注ぎ口の所に柄杓が置いてあった。呑めと言う事だろう。飲んでみると若干塩味えぐ味だった。泉質は塩化物泉。湯感など昨日のかごっま温泉に似ている。

今回行った3つの銭湯はあまり塩素臭がしなかったので、温泉らしさを感じる事が出来た。近くに温泉銭湯が至る所にある鹿児島はとても羨ましく思う。是非この銭湯が支持され生き残って行く事を切に願うものである。

実は、講演会の後荒田八幡の銭湯に行く予定だったが、前日のマッサージのおばちゃんのお勧めで、湯乃山温泉、長寿泉コースへ変更する事になった。