1988年 マルパソピクチャーズ、ワーナーブラザーズ
異様な不気味さとダーティハリーシリーズのサイコサスペンスの一面。
監督
バディ・バン・ホーン(ダーティハリー2、ピンクキャデラック、目撃、ブラッドワーク、他)
撮影
ジャック・グリーン(ダーティハリー4、許されざる者、パーフェクトワールド、マディソン郡の橋)
美術
エドワード・カーファグノ(ダーティハリー4、タイトロープ)
照明補佐
トム・スターン(ダーティハリー4、タイトロープ、ブラッドワーク)
編集
ジョエル・コックス(ダーティハリー3、4、TIGHTROPE、~~運び屋)
音楽
ラロ・シフリン(マンハッタン無宿、ダーティハリー1、2、4)
衣装ディレクター
グレン・ライト(ダーティハリー全作、ガントレット、タイトロープ)
デボラ・ホッパー(タイトロープ、目撃、ブラッドワーク)
クリント・イーストウッド
(山田康雄)
パトリシア・クラークソン
(弥永和子)
エヴァンCキム
(石丸博也)
リーアム・ニーソン
(納谷六朗)
バディ・バン・ホーン監督はダーティハリー2で、セカンドユニット監督をやっていた人なので、ダーティハリーよりダーティハリー2の続編をやりたいというホーン監督の好み、こだわりがわかる仕上がりになっている。
後半のカーチェイスは顕著になっている。
一見ラジコンカーに狙われるというのは、なんだそれと思うが、何か異様な不気味さを感じさせ、
ある種のサイコホラー色がカーチェイスで出るという、他にはない演出をホーン監督は作り上げている。
ここはラロ・シフリン先生も察したのか良いスコアを提供している。
ダーティハリーはハードボイルドなバイオレンスアクションの一面とサイコホラーサスペンスの一面、の2つがあるのは、気付いている人は少ないのではないだろうか。一作目はサイコホラーサスペンスでもある。
ちなみに、日本語吹替版が良いと思います。
故山田康雄さんは言うにも及ばず、
美しい女性ですが、地声が低いパトリシア・クラークソンを、故・弥永和子さんが美しい声の吹替えで素晴らしく仕上げています。