僕は人に「多趣味だね」とよく言われます。


個人的には、多趣味だという自覚はないんです。


というのも「趣味は何ですか?」と聞かれて答えられるのは、読書、ランニングくらいなんです。


ただ、SNSには、お菓子づくり、草花の飼育、写真、パン作り、キャンプ、料理…など色んなことしてる場面をアップしてるので、人からは多趣味に映るようです。


僕は、それらを趣味としてやってる自覚はなく、あくまで生活の一部としてやってるんです。


強いて言うなら、僕の趣味は「生きること」です。


話は少し変わりますが、僕が生業にしている作業療法士という仕事は「人の生活行為」に焦点を当てます。


人が生きる上で行う全ての行為です。


一つ一つの行為に意味があるんです。


だから、僕は、例えば「歯ブラシに歯磨き粉をつける」「食べ終わった後に食器を洗う」など、本当に日常の些細な行為についても、一つ一つ魂を込めて真剣に取り組み「どうすれば効率的にできるか」「どうすれば楽しくできるか」を考えながらやるんです。


僕からしたら、生きてく上でやるどんな行為も、取り組み方によっては、いくらでも楽しくなるんです。


上に挙げた、料理やパン作りなんかは「食べる」という行為の延長線上にあるし、キャンプや写真なんかは「子育て」の延長線上にあるんです。


そういう意味で「趣味」っていう感覚がないんです。


ただ、歯磨きや入浴という普通の生活行為を楽しむノリで、楽しんでるだけに過ぎないんです。


そういう意味では読書もランニングも、完全に余暇活動としてやってるわけではなく、研鑽や健康づくりの一環なんですよね。


言い換えれば、僕には趣味なんかないんだと思います。


さっき書いたみたいに、「生きる」ことが趣味なのかも知れません。



完全に、職業病だと思います(笑)


※息子と2人で洗車を終えて乾杯してるとこ。