野村克也監督が亡くなられました。
生前のお姿が映った映像の中で、監督が呟いていた言葉が、心に引っかかりました。
"人生とは今この瞬間である"
この言葉は、僕の日頃からの人生哲学と、合致していて、すんなりと入ってきたのです。
ADHD特有の衝動性と、生まれもった好奇心のおかげで、10代、20代の頃は、数え切れないくらいの失敗やミスを犯しつつも、やりたいことは全てやり切ってきました。
おかげで、人生で後悔していることは何一つありません。
常に、後先のことを考えずに、その瞬間楽しく、気持ち良くなることだけを考えていました。
大人になり、それだけではダメだと学び、準備と計画性の大切さに気づいてからも、根本的な部分は変わりませんでした。
それは、今この瞬間を大切に生きる、ということ。
野村監督の言葉で気づかされたのは、人生そのものが実は広大な一つの道なのではなく、今この瞬間という点にあるのだという考え方もあるのだということ。
美味しいコーヒーを味わっているその瞬間、子どもたちとリビングで寝そべってふざけあっているその瞬間こそがまさしく人生そのものなのではないか。
そう考えると、過去の悲しい出来事や、これから起こる数々の試練や困難も、小さく霞んでみえますよね。
もちろん、準備や計画は大切。
行き当たりばったりでは、困難を乗り越えてはいけません。
でも、どんな状況であっても、その瞬間を楽しんだり、深く噛みしめることは大切。
そういったことの積み重ねが、彩り豊かな生き方を創り出してくれるのではないでしょうか。
野村監督、大切なことに気づかせてくれてありがとうございます。
ご冥福をお祈りします。