あの時こうしてれば


そう考えることは

普段はしない


考えても無駄でしょう

考えたからって変わらない


でも

今は

変わらないことを

どうしても変わって欲しい

諦められない

悔しくて

考えて、止まらない


もうすぐ

自分は死ぬ


もっと子供の成長を見れると

思っていた

もっと子供と一緒に過ごせると

思っていた

もっと家族でいろんなことを楽しめると

思っていた


舌癌になる前に

治療ができていれば


舌癌になってすぐ

腫瘍だとわかっていれが


腫瘍ができてすぐ

治療できていれば


こんなことにならなかった

舌を全摘

喉と頸部と手術


その後

喉の再発と

肺への遠隔転移


左右の肺に


一時期は薬の効果があって

右の肺の腫瘍はなくった


けどまた

右の肺のリンパ種

リンパ節に癌細胞が

右肺は真っ白に


左肺の腫瘍は

あばら骨を取り込んで

肥大


喉は潰瘍が出来て

大きな穴がぽっかり

穴の周りは癌細胞の塊

潰瘍ができたのは

咽頭癌が原因だった


顎の骨は

放射線のダメージで

何度も骨髄炎を起こし

ついに顎の骨が壊れ穴が空いた


穴が空いたってことは

口の中から顎の下に向かって

貫通しているってこと


口に水を含むと

顎の穴から水が出てくる


見たも目気持ち悪い


こんな身体になるなんて

思わなかった


喋れない

食べられない

飲み込めない

飲めない

あばら骨痛くて動けない


何も出来ない

なんでこんなことに

なんで