毒親な母のこと、自己愛性人格障害と認知症 | 60代『のんびり明るく過ごす』

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死別後の明るくのんびり過ごす60代です


今はおひとり様+娘+時々長男と暮らしてます
2019年に知り合った人と今は良いパートナーとしてお付き合いしてます。

先日、母のことを書きました。
今日のこのブログに私が幼い頃から受けた支配と依存諸々を書ききれるものではないので、ざっくりと書きます。

母のことは大好きでした。今でもその気持ちがあるからこそ、叶えられなくて、少し苦しくなります。だから、あえてブログでは、はっきり嫌いだと書いています。



思えば、私が思春期より何度か精神的なものからくる病気になったりしたのは、今から辿って考えてみれば、母が原因だったなとわかります。


母の支配と過干渉で、多分洗脳されていたと思いますが、以前は自分の母親は本当に私を愛していて、自分を犠牲にして私のために苦労をしていると思っていたんです。



でも、自分が親になってみると、子供のためにしてあげたいこと、子供が親に望むことを考えていて、自分の母親が私にした事に、疑問が芽生えてきたのは事実です。

でも、ずっと気づかないふり・見ないふりをしていました。


夫が亡くなった後に、すぐに母が自分から私の家に同居するわと言い出したのは、夫が亡くなって、また以前のように私を支配し、私に依存できるからでした。


結婚生活を送ることで、母親と離れて生活して、一時的に支配や依存から逃れて、自由に愛情あふれた生活を過ごしてきたのに、また一気に窮屈な生活に戻りました。死別して悲嘆の中にいる時に。その落差は大きかったです。

私は、とうとうパニック障害のような症状が出て、メンタルクリニックに行かなければいけなくなりました。


その頃、毒親についての本を読み漁り、いろいろ調べました。


"自己愛性人格障害"という言葉を知ったのもその頃です。

毒親の人は、この人格障害の可能性が高いそうですが、私の母親はこの人格障害の特徴にぴったり当てはまっていました。


治す方法は無いようです。

ターゲットになった人は、離れるより他に方法はないようです。


ケアマネさんに相談して、サービス付き高齢者住宅に行ってもらいました。もちろん、母とは一悶着ありましたが。



今、母が80後半になって、そのサ高住でいろいろトラブルが起きているのは、本当のところ認知症というより、その自己愛性人格障害が年を取って顕著になってきたように、私には思えます。ただ、ケアマネさんやサ高住の職員さんにも母が自己愛性人格障害なのではないかとは話していません。別に診断してもらった訳ではないので。

それに、この人格障害のターゲットになる人にとっては、大変な事ですが、それ以外の人には普通の人だからです。


ただ、今、母親の周りには、母親の思い通りに動いてくれて、母親の自尊心を満たしてくれる都合の良い人はいないので、母の鬱憤が溜まって、娘の私ではなくて、職員にそれを求めているように見えます。


私には、若い頃からの母親の態度・行動(つまり自己愛性人格障害の特徴)の延長のように見えるのですが、ケアマネさんや職員の方には、認知症の特徴に見えると思います。難しいところです。


私に対して昔からあった言動・行動が、職員さんに対してもするようになったところが、普通に年を取ったせいなのか、それとも認知症のせいなのかはわかりません。


私には、わざわざ母が自分から孤独になるように行動しているようにしか見えません。同居していた時から、母には物事の見方が違うという事を話してあげていたのですが、自分が正しいとしか考えられない人なので、聞く耳を持たないというか、鼻で笑って聞き流していました。


でも、悲しいかな、私も娘なので、今でも理解してもらえるのではないかと思って話してしまうのですが、話せば話すほど拒否します。自分の支配してきた娘から諭されのは自尊心が許さないんでしょう。


ストーカー気質の人も、若干似たようなところがありますが、こちらの話が通じない、自分が正しいと思っているところは同じですね。



自己愛性人格障害の人の末路は"孤独"だそうです。


やはり母には、そのようになってほしくはないですが、こればっかりは実際に毒親の被害に遭った人にしかわからないと思いますが、人格って変わらないです。こういう人の価値観て変わらないです。わずかな面会の時間の中でも、私を支配して依存しようとする姿勢は全く変わりません。


それでも、私は心の中で母を切り離すことができないんですよね。私も中高年に差し掛かってから、そういう母を反面教師として、自分を正すことができたように思えるので。


私を愛さなかった母を、いつか私は大きな愛で許せるようになりたいと思ってます。