今から2年前にイタリア北部の街ウディネに住む友人が亡くなった。ウディネは有名な家具の産地で、彼は自分より10歳と少し若かったがイタリアの家具メーカーや、デザイナーなど様々な人を紹介してくれ、また仕入れる時も品質管理や輸出入関係の仕事をしてくれたが、長年の付き合いでほぼ飲んでいる時が多かったように思う。サンダニエーレの生ハムにフリウリのワインを飲んでいる時が幸せだった。
彼は暴漢に襲われ殺されてしまった。正確には夜中に飲んでいた店に血だらけの若者が飛び込んできて、その若者を介抱していたら追いかけてきた数人の男達に殴られ、倒れて頭を強く打って死んだのだ。後に犯人は逮捕されたが、突然の出来事だった。夜中の3時頃だったらしいが、酒好きの彼らしく遅くまではしゃいでいたのだろう。彼には歳いってからの男の子がいるが、よく二人で一緒に旅をしていたが軽井沢のインターナショナルスクールに入れてからは彼は単身でウディネに住んでいた。
4日からトライアスロンでイタリアに行くのもあるが、昨日、娘の引越し先の白金に行ったのでダヴィンチというピザ屋で家族で食事をしたが、サンダニエーレのワインを飲みながらふと彼を思い出し、ああ彼ともっと話したかったなぁ…と思った。亡くなったのは2年前の6月だが、イタリアに行っても彼がいないのかぁと思うと寂しい気持ちだ。あの世で笑いながら飲んでて欲しいものだ。