中国哲学の権威である
駒沢大学名誉教授の中村璋八氏は、
大修館書店・月刊誌『しにか』

1996年七月号p60で、


 

『四柱推命を知ろうとするものは、

まず、
三命通會(さんめいつうかい)を

熟読すべきである』と、
読者に対して喧伝しておられます。



中村璋八氏は、

四柱推命のことを
『中国の占いの中でも、もっとも複雑な占いである』と
位置づけておられ、

 

『生まれた時間を無視しない』ことが、
複雑さの理由の一つであると

書いておられます。

中村氏が喧伝する『三命通會』の中には、
『古歌の章』があります。

ここには、
生まれた時間の干支(かんし)の

取り扱い方法が
述べ尽くされているわけです。

ところが、
現代日本語で書かれた

『三命通會・古歌の章』は、
どこの出版社からも

出ていない様子ですから、
 

 

いくら勉強をしたくても、
誰もできないというのが日本の現状です。

 

 

中には
存在すら知らなかった
という方たちも 

もしかしておられるかもしれません。

このような現状のままでは、
いけないことだと思われた

中村璋八氏夫妻は、
 

 

本場中国の漢文学の学者仲間と

数人がかりして、
漢文で書かれている『古歌の章』を、
日本語訳に置き換える作業に

着手されました。

 

 

だが結末は、
あまりにも言葉の壁が厚くて
サジを投げてしまわれた・・・のでした。

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このへんの詳しい話は、
氏夫妻が翻訳されて東方出版社から出ている
『中国算命術』という本のあとがきから
伺い知ることができます。 


 

いまでは
日本国民に強く支持されている

現代四柱推命の、
その実際は、

 

 

生まれた時間を軽視したり

無視したりしています。

そうなったのも

 

生まれた時間の干支の

取り扱い方法の教科書が
広く普及しなかったという
過去の事情があったからではありますが、

 

 

だが不思議なもので、
生まれた時間を無視した

ニセ三柱推命のままで、
結構、繁盛しているのです。


ところが
漢文に堪能な本場の学者たちと、
中国哲学のプロである中村璋八氏夫妻が、
とても手におえなくて
サジを投げたほど難解な

『古歌の章』を、
 

 

見事に翻訳した人物が過去にいました。
 

命理学会の初代会長の高木乗先生です。

 

これをさらに読みやすく書き改めたのが
二代目の 

故・高木乗先生だったのです。

 

 

私は

将来の四柱推命学の発展のために 
高木乗先生の
ご遺稿[三命通會・古歌の章]を研鑚し
その結果を公開していきます。

 

 

四柱推命学の学習上,
誰もが陥る落とし穴があります。
それは 
大運の計算方法が
二通り存在するという落とし穴です。

この落とし穴にはまると,

出口がわからなくて 
二度とそこから

這い出ることができないみたいです。


四柱推命学の先輩が 

過去に誤った知識を広めたから
こうして 

二通りの大運の計算方法が

存在しているわけです。
しかし 

 

ちらかが間違いを広めたわけです。


本体である『三命通會』には 
大運は一律十年ずつ推移すると・・・
明らかに説明されております。




ところが
『三命通會』の中の『古歌の章』では 
これとは違う示唆をしています。



一冊の書物の中で 
大運について異なる説明が

なされていることに
 

おそらく

世界で最初に気がついたのが
命理学会の初代会長の

高木乗だったわけです。


四柱推命学つまり中国算命術の世界に、
大運の計算方法が

二通りも存在しているという・・・・・
まやかし・・・・・・・。

 

 

 

 







高木乗・命理学会発行

『三命通会の古歌の章』

 

 

『生日時断課』

 

 

『第二・生日時断課』