「什の掟」
一、年長者(としうえのひと)の言ふことに背いてはなりませぬ
一、年長者にはお辞儀をしなければなりませぬ
一、嘘言(うそ)を言ふことはなりませぬ
一、卑怯な振舞をしてはなりませぬ
一、弱い者をいぢめてはなりませぬ
一、戸外で物を食べてはなりませぬ
一、戸外で婦人(おんな)と言葉を交へてはなりませぬ
ならぬことはならぬものです
会津藩士の子弟は、6~9歳になると10人前後の什と呼ばれるグループに入りました。
その集まりで暗唱されたのが「什の掟」です。
10歳からは、藩校にて学びました。
今年のNHK 大河ドラマ「八重の桜」が福島県会津出身の新島八重(旧姓、山本八重)が主人公で、福島が大変注目されています(^-^)
八重は、会津藩の砲術師範役の家に生まれ、幼い頃より活発で男勝り。
砲術へのやむにやまれぬ熱情に家族も根負けし、砲術を習い、
戊辰戦争の会津若松城の籠城戦で、最新鋭のスペンサー銃を使い戦います。
幕末のジャンヌダルクと呼ばれる所以です。
肝が太く、忍耐強く、動じることなく、信念を貫きとおし、自由に生きたハンサムウーマン。
現代の私たちには堅苦しい時代かもしれませんが、
現代の私たちが学ぶ、必要とする精神性も多くあります。
どのように時代が変わろうと、
「ならぬことはならぬものです」の精神が大切に感じます。
Android携帯からの投稿

