ひーふーみーよ いつ むー

ひーふーみーよ


吾子よ、

愛しき吾子よ

生まれいずる前より

忌むべき命とされし

吾子よ

そなたの命守るためなら

我命惜しゅうない

夢中になって

己が命燃やすがよい

鴨川の水

すごろくの賽

山法師

世はままならぬ

ままならぬ世を

身に浴びた血が

上へ上へと昇らせよう

昇りきった果てに見える景色

そなたは見るであろう













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