2012/06/21 | Mon oiseau bleu☆

僕と君は
ありふれた彼氏と彼女
世間がいう運命の出会いなんて感じなくて
気付くと一緒にいた
言葉がなくても居心地が良かったんだ
君の隣りは
互いに互いの隣りが指定席になってた
いくつもの季節を君と過ごした
たくさんの君の表情を見てきた
顔をクシャクシャにして笑う君
映画を観て涙と鼻水ティッシュで拭いてる君
大好きな本を読み耽る静かな君
流れる時間は残酷で
惰性にハマった僕らを引き離した
互いの未熟さが遠く遠く僕らを離した
初めは、君の不在が埋まらない欠落に感じた
その穴も、日常に埋められた
でも、不意を突くように、君の感触が
君の頬の温もりが
君の優しいキスが鮮明に
鮮烈に右脳を支配する

