Mon oiseau bleu☆-ピクチャ0997.JPG

僕と君は

ありふれた彼氏と彼女

世間がいう運命の出会いなんて感じなくて

気付くと一緒にいた

言葉がなくても居心地が良かったんだ
君の隣りは

互いに互いの隣りが指定席になってた

いくつもの季節を君と過ごした

たくさんの君の表情を見てきた

顔をクシャクシャにして笑う君

映画を観て涙と鼻水ティッシュで拭いてる君

大好きな本を読み耽る静かな君

流れる時間は残酷で

惰性にハマった僕らを引き離した

互いの未熟さが遠く遠く僕らを離した

初めは、君の不在が埋まらない欠落に感じた

その穴も、日常に埋められた

でも、不意を突くように、君の感触が

君の頬の温もりが

君の優しいキスが鮮明に

鮮烈に右脳を支配する