哀惜難解な原作をカラックスが映画化した「ポーラX」での、ギョームが一番印象深い。父親ジェラールの面影を持ちながら端整な顔立ち。繊細さと豪放さをあわせ持つ、未成熟な危うさに魅力を感じた。ドラッグとアルコールでダメになってた時もあったが。若い時のバイク事故が原因で膝を悪くし、手術を繰り返した末に、切断された足。義足で役者を続けた。惜しい思いが残る。