
いつだって別れは唐突で
心の準備もなく来るんだ
数えきれない出会いと別れを繰り返しても
慣れる事が出来なくて
出会ったばかりの高揚した想いを思い出してしまう
君と出会って、モノクロの世界が鮮やかに色付いたことを
君を失って世界は色褪せた…
いや、色を失った…
握った手の温もりがまだ残ってた…
繋いだ手が離れる事など考えもしないで…
ずっと同じ道を歩めると思っていた…
天真爛漫な君が好きだった…
人前で悪ふざけして、僕の耳たぶを噛んだ君
いつだって、僕の予想を超える行動をする
そんな、君を愛してた
孤独と痛みを胸に秘めながら
快活に笑う君を…
君は、突然姿を消した…
気配すら残さぬように…
そして、数年後、君が亡くなっていたことを知った…
君は出しもしない僕宛の手紙を書いていた
僕は泣いた…
人目など気にせずに…
繋いだ手の温もりが
君の様々な表情が
色鮮やかによみがえる