
イーディの最期
ぐにゃぐにゃのスイスチーズのような脳だったって…
60年代のポップアイコン
名家のリッチガール
パパの王国の中で
リムジンとベンツでの移動
地下鉄なんて乗ったことなかったナイーブガール
君は世間知らずで魅力的すぎた
罪の虜となったイーディ
キャンベルスープの缶詰で時代の寵児となった銀髪のアンディ
Factoryには
ポルノスター、ドラッグクィーン、アンダーグラウンド・セレブリティ
ボブ・ディラン、ミック・ジャガー、カポーティ、バスキア、ダリ
君もウォーホル・スーパースターズの仲間入り
これが虚栄、虚飾の張りぼてだなんて
気づかない無垢な君
夜毎繰り返される狂乱と享楽のパーティー
楽しんだのも束の間
ドラッグの奴隷と成り下がったイーディ
ボブとの恋も破綻してアルコールとドラッグ漬けの日々
かつてのファッションアイコン見る影すらなくなった
「歪んだパパの愛から逃げたかったの…
最愛の兄のミンティ
自殺した…」
君はナイーブで魅力的すぎた
繊細な脆さの中に美を宿すガラス細工のよう
死臭嗅ぎつけ群がったハイエナ、ウジ虫どもの食い物にされた
それでも君は無垢だった
28で逝ったイーディ…
それでも君は無垢だった