
冬の女王は 絵の完成を 今か今かと指折り数えて待ちました。
一ヶ月が過ぎ絵が仕上がりました。
冬の女王は待望んでいた日がついにやってきたので
心は喜びで弾んでいました。
「早く見せてください」
女王は絵描きを急かしました。
「それでは まず春の絵をご覧ください」

春の絵は美しい花々が咲き乱れ
木の梢には鳥たちが集い
今にもかわいらしい
さえずりが聞こえてきそうでした。
「あぁ、なんて美しくて楽しそうな世界なんでしょう。
これが春の世界なのね。」
女王の目は輝き これまで見せたことのない
生き生きとした表情で、頬は興奮のあまり
ほんのり赤くそまっていました。
女王はうっとりしながら
「さぁ 次を見せてください」と
絵描きを促しました。
「はい では次は夏の絵を」
はい、ここで飽きてポイッしてしまいました。
ストーリーは最後まで出来ていたのれすが、
根気が続かず…未完のまま…蜜柑のまま…(笑)
(*´艸`*)プッ(笑)