今日、リハビリをしていたら若い男の人が来ました。
その人は来週、片足の膝から下を切断するそうです。
暗くて、辛そうな顔をしていました。
苦しいことがあったり、辛いことがあったり、壁にぶつかったときに、まわりから
『物は考えようだよ』
って言われませんか??
確かにそうだと思う。
マイナスに考えても良いことなんて何もないし、何か解決するわけじゃないと思う。
でも…
きれいごとでは納得できないことがいっぱいある。
「なんで俺が足切らないといけないんや?」
男の人がボソッとそう言うと、「しょうがないわ。現実は受け入れるしかないんやから」
と担当のPTさんがそう言いました。
その人はそのあと、必死で涙をこらえているようでした。
あの先生の言葉が許せない…
T先生、
「現実は受け入れないと仕方ない」
確かに事実です。
でも、そんなことはみんなわかってますよ…
わかってるけど、納得いかないんです。
どんなに他人に相談しても、結局は自分の中でけりをつけるしない。
でも、私たちは話してもしょうがないことを聞いて欲しいんです…
ただ横に座って話に耳を傾けてくれるだけで良いんです…
かっこいい言葉は求めてません。
ただ少し、耳を傾けて欲しいだけなんです。
そのサインを見逃さないで…
先生からしたらたくさんの患者さんの中の1人です。
だけど、私たち患者からすると藁にもすがる思いで頼りにしている先生なんです。
他人のことだけど、なんか悔しくて、やり切れなかった。