会計の世界史
という面白い本に出会いました
皆さんは、沿革(えんかく)
という言葉をご存じですか
自社のホームページに
沿革を載せている会社もございますが、
今日までの歴史のことですね
背景を知ることで
理解や暗記の助けになったり
ストーリーが共感を呼んだり
とても大切なものですよね
私も法人税法の講師をしていた時は、
税法の沿革をとにかく
1回3時間の講義をするために
テキスト・問題集に載っている
レベルのことだけを勉強するのではなくて
なぜ、今の税法になったのか
どういう変遷をたどってきたのか
を知ることで
より分かりやすく受講生に
伝えることができるからです
ただ、簿記・会計については
あまり歴史を知っていなかったため
この本に講師時代に出会えていたら、
もっと面白い話ができただろうなと
思いました
例えば↓
中世のころ、キリスト教は
商人が「利息」をとることを禁じていました
「時間は神のもの」だったからです
時間は神の所有物だから、そこから生じる
「利息」もまた神のもの。
よってこれを商人がとることはまかりならぬ。
これが当時の常識でした。
でも、船でインドまで行きたい
(お金を借りたい)商人と
お金を貸して手数料を取りたい
バンコ(銀行)との利害が一致している・・・
じゃあ当時の人々はどうしたのか
とかね
その他にも言葉の歴史なんかも
興味深いです ↓
前述のバンコ(銀行)ですが、
Bancoは机の意味です
ヴェネツィアの元祖バンコは
リアルト通りの机ひとつから始まったので
銀行員(Banker)はもともと
机の上で客と金のやり取りをする者
だった!とか、
カンパニー(会社)はもともと
com(一緒に)、pan(パンを食べる)仲間
という意味だったとかね
今度、会計のセミナーをする時には
盛り込んでみようかな
~おしまい~
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