昨日のブログは、
貯金がいくらあれば
銀行からお金を借りられるか
というテーマで書きましたが
いかがでしたでしょうか
調査データによると
起業したときの
自己資金の割合は22%で、
やはり銀行からの借入れ(67%)に
頼るケースが多いという結果でした
じゃあ、起業する時に
借りやすいんだったら
借りれば良いじゃん!!
って思いませんか
確かに、急いで起業したいのであれば
借りやすいのはとても助かります
でも、自己資金と借入れの
同じ部分と違う部分
を知っておかないと大変です
ということで
両者の違いを考えてみましょう ↓
まずは同じ部分ですが、
何が同じかわかりますか
自己資金と
銀行から借りたお金の
同じところ・・・
それは・・・
そのお金を使うと
預金残高が
減るところです
当たり前ですね・・・
では違う部分に
ついてですが ↓
自己資金と
銀行から借りたお金の
違うところは何でしょうか
それは・・・
返済が
有るか無いか
です
これも当たり前ですかね・・・
でも、この同じところと
違うところは
起業してから
大きな違いを生み出します ↓
貯金でも借入れでも、お店を
OPENしたらゼロからのスタート
という印象がありますが
上記の図を見てみると、年間の
売上500万、経費500万の場合、
①貯金の場合には、資金繰りはトントンですが、
②借入れの場合には、毎年100万円の
資金ショートになるんですよね・・・
つまり、お店をOPENしたら
ゼロからのスタートではなく、
借入れの場合はマイナスからの
スタートになってしまうんです・・・
経営者から
利益が出ているのに
なぜ、お金が減っていくの
という質問を受けることがありますが、
その原因は、
もしかすると ↓
起業した日から
始まっているのかもしれません
ですので、
貯金が少なくても
借りられますか
という問いに対しては、
借りられますよ!
という回答にはなりますが、
そこは金融機関との
交渉テクニックの話だけでなく、
どれだけ起業までに
貯金ができるのかという
部分にも注目しないといけません
昨日のブログで、
自己資金は創業の本気度
と書きましたが
現実的な資金繰りの視点からも
自己資金(貯金)は重要ですね
~おしまい~
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税理士・キャッシュフローコーチ
峠本正喜(たおもとまさき)
たおもと総合会計事務所
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