毎週:木曜日は
開業にあたっての体験談を
書いております
開業にあたっての体験談 Vol.10
本日は融資について
書こうと思います
私は商工会議所で専門相談員を
させて頂いておりますので、
これから起業する方の思考や
行動、軌道に乗るまでの流れに
触れる機会があります
これらの知識・経験が
もちろん私自身が開業する時にも
役立っておりますので
これから起業を考えている方に
これらの知識・経験をシェアできれば
というのが、
この体験談を書こうと
思ったきっかけでもありますが
融資(お金を借りる)については
特にこの知識が大切ですので、
これからお金を借りようとしている方には
是非ご一読頂きたい内容です
融資の相談に行ったときに、
「いくら借りれますか?」はNGで、
「いくら貸してください!」が正解です
起業で考えてみると
わかりやすいのですが、
実績も決算書などの根拠数字も
何も無い状態で、
「いくら借りれますか?」と言われても
銀行員さんも困ってしまいます
まずは「いくら欲しいか?」を
明確にすることから始めましょう
専門家としては、ここですぐに
「数値計画を作りましょう!」
と言いたくなってしまうのですが
まずは落ち着いて、
「何に使うのか?」「どう使うのか?」
を考えるのが大切です
借りるお金には2種類あります
わかりやすいのが1つ目の
設備資金(せつびしきん)です
私の開業は
税理士事務所ですので、
運送用のトラックを買ったり
レストランの居抜き物件の
改装工事があったりという
高額なお金は
必要なかったのですが、
数百万円といった規模で
お金が必要な場合には
この設備資金として
お金を借りることになります
先ほど「わかりやすい」と書いたのは
業者に見積書を発行してもらえれば、
借りたい金額の根拠が明確で
銀行員にも説明できるからです
これに対して
設備ではなく、
日々の運営のためのお金
↓
運転資金(うんてんしきん)
は大変です
なぜ必要なのか
いくら必要なのかを
明確に文章化※することが
困難だからです
※「文章化」って大事ですよ!
皆さんが銀行の担当者に
説明するのと同じように、
その担当者も上司に
説明しないといけませんからね
これが起業となると
実績も何も無く・・・
ということですので
最初にこんな資料の提出を
求められたりします ↓
賃貸借契約書
→本当にそこ借りてるの?
とか、
税務署への開業届
→本当に開業したの?
とか、
税理士証明書
→資格はあるの?
とかね
なので、現実的には
開業した後にお金を借りる
ことになるんですよね・・・
お金は事前に欲しいのに
続きはまた来週
~おしまい~
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たおもと総合会計事務所
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