ヤマト運輸が27年ぶりの
値上げをしてから
3ヶ月が経ちました
140円値上がり
と聞いてもピンときませんが
値上がり「率」でいうと・・・
なななんと18%
↓右上の数値です
宅配業界にブラック化が叫ばれ
世論の理解があったとはいえ
思い切った戦略です
とはいえ、
ここまで値上げをすると
客離れにつながる可能性もあります
ちなみに今回の値上げの結果、
ヤマト運輸にどんな影響が
あったと思いますか
・・・
・・・
・・・
↓それがこちらです
ガクッと減っているにも関わらず
売上高(黄緑色の棒グラフ)は上昇
さらに特筆すべきなのは
営業利益(深緑色の棒グラフ)が
大きく改善されている点です
↓極端な数字で例えると
1つ100円で20個運ぶのと
1つ1000円で2個運ぶのでは
合計の売上は2000円で同じですが
配達の時間は10分の1で人件費が
削減できて利益が出ますよね
ということです
・・・
・・・
さて、
本件はもちろん「人」に対する
労働環境の問題が
値上げの要因の一つですが
ブログでは「売上高」について
書こうと思います ↓
売上高は
「単価×客数×リピート率」
という算式で表現されることがありますが
このうち赤文字の2つが
上手に組み合わさったことで
「売上高」も上昇しました
この「単価」と「客数」による戦略は
可能性だけでなくリスクもありますので
安易な値上げは推奨できませんが
「売上高」という1つの単語を
3つに分解する(深掘りする)ことは
とても大切なことだと感じます
さらには「単価」1つ取っても
深掘りできる箇所が
あるかもしれません
↓ヤマト運輸でいうと
引き上げ率が段階的に
割合が下がっていますので
やはり独自で検証(深掘り)
されているということですね
中小零細企業・個人事業は
真似ができないと
思考を停止することなく
深掘りという手法で
細部まで見直してみては
いかがでしょうか
~おしまい~
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たおもと総合会計事務所
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