今日は11月9日(木) 朝から晴れ☀の良い天気!昨日の8日(水)も、一日良い天気☀でした。
今日は、かかりつけ医に定期的に通っている(バセドウ病)に行くついでに、「特定健康診査(特定検診)」を受けてきました。
私は、娘(三女)の扶養家族ですので、娘の職場(福井県市町村共済組合)から、案内が届きます。
検診にかかる費用は約8,000円ですが、組合が負担してくれるので無料です。
(がん検診を合わせて受診する場合、その費用は組合からの助成はありません)
バセドウ病は、2007年に発症しましたが、そのあと約3年薬を飲み続けて一旦は完治しました。しかし、2019年に再発し、現在に至っています。
発症したときは、急に激やせし、疲れやすくなりました。
自己免疫疾患の一つであり、リンパ球の異常な働きで甲状腺ホルモンが過剰に分泌されて起こります。その症状は…
・疲れやすさやだるさがある
・汗が異常に多い
・脈拍数が多くなる
・動悸
・手足がふるえる
・甲状腺が腫れる
・口が渇く
・眠れない
・眼球が出てくる などがあります
この病気には、気長に付き合っていくしかないと思っています。
さて本題、本日は先日7日(火)に見た映画「西の魔女が死んだ」のレビューを! GEOで借りてきました。
2008年公開の日本映画。文部科学省特別選定作品、青少年映画審議会推薦作品、厚生労働省社会保障審議会推薦作品。
梨木香歩による小説が原作。山梨県の清里にセットが作られ、そこで撮影が行われました。
主人公のまいが、おばあちゃんと過ごしていた頃を回想する形で進む物語で、まいは傷つきやすい少女として描かれ、おばあちゃんが自然の中の一軒家で穏やかに暮らす生活が対照的に描かれます。
また同時に一つの重要なテーマとして、人の死というものを含んでいます。
〈あらすじ〉は次のとおり
まい(高橋真悠)の元におばあちゃん(サチ・パーカー)が危篤だと連絡が来ます。
母(りょう)とまいが"西の魔女"と呼ぶイギリス人のおばあちゃんの家に向かう車の中で、まいはおばあちゃんと過ごした2年前の1ヶ月間のことを思い出します。
まいは中学校に入学したばかりの頃、不登校になってしまい、しばらくの間、おばあちゃんの元で2人で暮らしていました。
そこで、まいは「魔女」になるための修行をすることになります。その修行の目標は「なんでも自分で決めること」でした。
魔女になるための修業の中身は、規則正しい生活・ジャムを作る・自然と触れ合う、お気に入りの場所を作るなどであり、概ね順調に進んでいきました。
しかし、おばあちゃんの知り合いのゲンジさん(木村祐一)に、まいは嫌悪感を覚えます。
修行が3週間ほどたった朝、おばあちゃんの家の鶏小屋が荒らされ、そこにいた鶏たちはばらばらに殺されていました。
その日の夜、鶏の死に関連して「人が死んだらどうなるか」という話題になります。
おばあちゃんは「魂が身体から離れて自由になることだ」とまいに言います。
そして本当にそうなのか、おばあちゃんが死んだときに教えるという約束をします。
ある日、ゲンジさんがまいのお気に入りの場所の境界を耕している場面に遭遇してしまいます。
動揺したまいはおばあちゃんに対してゲンジさんを罵倒し、「死んでしまえばいいのに」とまで言ってしまいます。
おばあちゃんはまいの頬を打ち、二人の間に溝ができてしまいます。
この時のわだかまりが解けないまま、まいはおばあちゃんと別れ、両親と一緒にT市に住むことになります。
2年後、おばあちゃんは死んでしまい、まいたち家族はおばあちゃんの家に行きます。
結局、わだかまりを解消できないままだったことを後悔し続けてきたまい。
しかし、以前に約束したおばあちゃんが死んだときの約束の痕跡を見つけます。
まいは泣きながら「おばあちゃん、大好き!」と呟くのでした。
〈感想〉
とにかく、「愛と追憶の日々」でも有名なシャーリー・マクレーンの娘であるサチ・パーカー扮するおばあさんの気品ある佇まいが素晴らしい。
まいに対する丁寧な接し方や、自然を愛する姿など。
特に、時折口にする、大切な言葉。
「自分で決めなさい。」
「規則正しい生活を送りなさい。」
「見かけで、人を判断しない。」
などなどは、生きる上で大切なことが詰まっています。
学校に馴染めないまいが、おばあさんの所でスローライフを過ごす中で、疲れた心を癒す姿が自然に描かれています。
まいの両親もおばあさんも無理に学校に通わせそうとはせず、時間を掛けてまいの心の回復をじっと待つ姿が良かったです。
清里の自然の素晴らしさはもちろん、それ以上に人の気持ちの変化を丁寧に描いた映画でした。
見終わった後に、一人になったおばあちゃんの心情や、残されたまいの心中が慮られ、エンドロールに重なり流れる主題歌の手嶌葵の「虹」。
こみ上げてくる涙・・・ じわじわとこみ上げてきて・・・
~最高の余韻が残りました😢~
2014年5月6日に舞台となった「おばあちゃんの家」の一般公開が終了しました。
管理していたのは清泉寮を母体とするキープ協会ですが、
解体や取り壊しなどについては非公表だそうで、現在はどうなってしまったのかわかりません。
見られなかったのがほんとに残念😢です・・・