剣道に「守・破・離」という言葉があります。
「守」で基本をしっかり押さえる。そのうえで、「破」で時間をかけて少しずつ自分の特色を出し、最後には、「離」で独自の新しいやり方を導き出す。
ビジネスでも、この3段階で仕事に向き合うとよいでしょう。
(下の年数は、あくまで目安です)
<守>(入社3年目程度まで)
新人のうちは、上司や先輩に教えられる仕事の基本を守ります。できるだけ多くの話を聞き、先輩たちの行動を見習って、基本を自分のものにしましょう。
<破>(入社4~8年目程度)
次の段階では、上司や先輩の教えを守るだけではなく、時間をかけて少しずつ自分の特色を出していきます。
これはルールを破るということではなく、自分独自の方法を工夫して、上司や先輩の教えになかった方法を試してみるということです。
<離>(入社9年目以降)
最後の段階で、上司や先輩から離れて独り立ちします。基本をベースに、自分独自の仕事のやり方を発展させ、組織に貢献するのです。いつかはこの段階に到達できるよう、まずは基本から始めてください。