プライベートな感情を(好意にしろ悪意にしろ)仕事に持ち込む、または、ライバル会社と必要以上に反目するなど、ビジネスの関係と私的な関係を混同させるのは基本的に避けるのがビジネスの常識です。
といっても、感情がある人間同士ですから、新社会人に限らず多くの人にとって、これは非常に難しいようです。
そもそも、ビジネスでの関係の本質は、契約に基づいた利害関係です。
それは取引先に限らず、同じ会社の同僚も同じ。
より多くの利益を会社(と自分)にもたらすため、雇用契約によって結びついている個人の集合体なのです。
現実にはそれだけではありませんが、これもひとつの側面です。
「好き・嫌い」や「気が合う・合わない」がすべての私的な関係とは違って、ビジネスの関係では、嫌いな相手と取り引きしなければならなどこともあります。
お互いに大人同士・ビジネスライクに仕事を進めることもできるようにならなければなりません。
●こういうことをしないように
・取引先、特に下請け業者に横柄な態度を取る
→ついついやってしまいがちですが、状況が変われば、自分の会社が
下請けになることだってありますよ。
・仕事上の勝ち負けを根に持つ
→ライバル会社といっても、お互いに勝つときもあれば負けるときも
あります。ビジネスライクにいきましょう。
・社内で気の合わない人、気に入らない人を 仲間はずれにする
→会社は学校ではないのですから、子供じみた「好き・嫌い」の感情で
行動してはいけません。
・特定の人物や会社に、必要以上に敵対心を持つ