【問題】
OB訪問など就職活動でお世話になった先輩へ、お礼状を書くことにしました。今は11月。時候のあいさつで正しいものはどれでしょう。
①初秋の候、虫の音に秋の訪れを
感じる頃となりました。
②紅葉の候、秋も日増しに深まっ
て参りました。
③晩秋の候、朝晩めっきり冷え込
むようになりました。
【答え】
この数年、夏が長くなリ、それに伴って秋がどんどん短くなってきました。しかし、これは少し簡単だったかもしれませんね。正解は③です。 <イラスト・藍原真由>
初秋の①が9月、紅葉の②が10月ですね。
日本には、世界に誇る「四季」があり、その様子を的確に表現した美しい言葉があります。
近年では時候の挨拶をすぺて「時下」という言葉で置き換える傾向にありますが、知らずに間違えるのはマナー違反。
紙幅の都合で、ここでは12か月分の解説は割愛しますが、ぜひ確認しておいてください。
手紙は基本的に、頭語→前文→本文→末文→結語という5段階構造になっています。頭語と結語は、いわゆる「拝啓・敬具」ですね。
前文は「貴社ますますご清祥のこととお慶び申し上げます」、末文は「今後とも宜しくお願い申し上げます」といった文言です。
ビジネスでは文書の「型」が重要です。
これらも良く確認しておくとよいでしょう。
