信頼関係は正しい敬語から | 高度サービス人材について考える会

高度サービス人材について考える会

質の高いサービスとは何か?どうすべきかを考える会です。

【問題】
不適切な言葉使いはどれでしょう。


行列の出来るCS研修会社 株式会社マネジメントサポート-就活20
①こちらでよろしいでしょうか。
②山田部長さん、おられますか。
③持参した書類をご覧いただけま

 すでしょうか。



【答え】
「居る」の尊敬語は「いらっしゃる」。また、役職自体が敬称になります。従って、不適切なのは②です。


                                     <イラスト・藍原真由>

ここ数年、日本語を学ぶ外国人が急増しています。

よどみない日本語を話す外国人は、テレビの中のみならず身近にもたくさんいますが、彼らにとって厄介なのは敬語のようです。

敬語を正しく使うことは、信頼関係を築く第一歩でもあるからです。


とはいえ、ファミリーレストランやコンビニなど学生アルバイトの多い職場では、耳障りな言葉や不安を感じさせる表現が飛び交っています。

語尾上がり、語尾伸ばしも稚拙な印象を与えます。「です」「ます」を省いた言葉づかいには、自覚のなさすら感じさせます。


社会には、年齢差・役職差・親疎の差など、様々な差があります。

相手の地位や立場を認め、敬意を表す敬語には、こうした差を埋める働きがあるのです。


相手の呼び方にも要注意です。役職名はそれ自体が敬称。「山田部長」「部長」「山田さん」が正解です。
複雑な社会の中でいらぬ誤解を招かないよう、敬語を研究し、正確に使えるようにしましょう。



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